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ダメなものは、タメになる テレビやゲームは頭を良くしている
 
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ダメなものは、タメになる テレビやゲームは頭を良くしている [単行本]

スティーブン・ジョンソン , 乙部 一郎 , 山形 浩生 , 守岡 桜
5つ星のうち 4.0  レビューをすべて見る (9件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

出版社/著者からの内容紹介

テレビやゲームばかりやってると頭が悪くなる???通俗的な見
解を科学的に払拭!アンチ「ゲーム脳」!!

昨今のテレビやゲームは、ストーリーや構造が複雑になりじつは読書よりも高
度な知的活動が要求される!ポピュラー文化の深まりとともに、われわれが複
雑な知的処理能力を高めつつあることを鋭く指摘!

『ゲーム脳』や『脳内汚染』などの書籍が刊行され、少年犯罪の増加と凶悪化、
果ては福知山線の脱線事故までもがゲーム脳のせいだと云われる。一部の特異な
事例の根拠が、「テレビやゲーム」を元凶として強調されて扱われる傾向にある
が、果たして本当にそうなのか?ゲームをしているとバカになるのか?
本書は、テレビやゲーム、さらにネットなど、どんどん複雑化している日常のエ
ンターテインメントに触れていく中で、人々は「賢くなっている」いることを
データの裏づけで示す。

内容(「BOOK」データベースより)

ゲームやドラマは複数の人物の複数の視点やエピソードを追い、関係性を把握しておかないと理解やプレイができなくなってきている。著者はこうした複雑化の傾向をスリーパー曲線と呼び、IQスコアや認知力を上げるデータを根拠に、人々は「賢くなっている」ことを示す。昨今、テレビやゲームがさまざまな社会問題の元凶のように語られる風潮の中で、よりバランスのとれた健全な議論が行なわれるために、一石を投じる一冊。

登録情報

  • 単行本: 292ページ
  • 出版社: 翔泳社 (2006/10/4)
  • ISBN-10: 4798111635
  • ISBN-13: 978-4798111636
  • 発売日: 2006/10/4
  • 商品の寸法: 19 x 13.8 x 3 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.0  レビューをすべて見る (9件のカスタマーレビュー)
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20 人中、19人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0 「面と向かって相手を理解する」ことの正当性, 2007/3/10
By 
Y (北海道) - レビューをすべて見る
(VINEメンバー)   
レビュー対象商品: ダメなものは、タメになる テレビやゲームは頭を良くしている (単行本)
 これまで正面からの議論がなされず、はなから悪者扱いだった

「ゲーム・テレビ・インターネット等」の効用を、

説得力のある(しかも面白い)データ解釈で示した本です。

 本書のおもな主張は、この手の議論にありがちな

倫理や芸術性などからはひとまず距離を置いて、

テレビ番組やゲームソフトを楽しんでいるときの思考の仕方や、

ゲームやネット環境が普及する前後でのIQ(知能指数)の変遷

といった角度から、これらのメディアを詳しく検討した結果

「脳にとってはテレビを見たりゲームをすることが、

読書などとは違った能力を鍛えることになる」というものです。

だから「読書やスポーツも確かによい面はあるけれど、

ゲームをすることで特に鍛えられる能力もあるんだから、

バランスよく楽しむことが大事」というわけです。

 ここで考えたいのは、

「『本ばかり読んでないで、ゲームもしなさい』というのが実は脳のためになる」

という本書の主張は、

食物でいうところの『お菓子や肉類ばかり食べてないで、野菜も食べなさい』

という主張と同じで、特に奇異なものでは無いということです。

同じ例えを用いるなら、いわゆる「ゲーム有害論」は

『肉や菓子類は高タンパク高カロリーで体によいが、

野菜に含まれる食物繊維は体内でほとんど消化吸収されず、

野菜ばかり食べていたらやせ細ってしまう』

と言っているのと同様であり、全くナンセンスな主張であるように思われます。

どちらを信じるのも読者の自由ですが、説得力があるのは明らかに本書の方です。

…もちろん肉にも野菜にも「腐ったもの」だってあるわけですが。
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16 人中、13人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0 バランスが取れた問題提起, 2006/10/16
レビュー対象商品: ダメなものは、タメになる テレビやゲームは頭を良くしている (単行本)
 「内容が低俗」と十派一絡げにとらえられがちなゲーム・テレビ・映画等の良い面を見ていこう、という提言が本書の内容です。

 著者は次のように言います。「アメリカン・マインドの終焉」(A・ブルーム)などの従来の本は、現代を「過去の文化の時代と比べて、トレンドはマイナスだと結論づけ、だから精神への影響はマイナスに違いない」と決め付けており、「人々が(テレビなどのせいで)本当にバカになっているのかどうかについて、何一つ証拠は挙(げていない)」。

 そこで、著者は戦後のアメリカのテレビ番組や映画・テレビゲームの筋書きや登場人物の相関関係の移り変わりを調べていきます。驚くことにそれらは一貫して複雑さを増し、伏線を察知する力を視聴者に要求する方向へと進化していたのです。

 著者はさらに「自分の理論を裏付けてくれるような他の証拠や説明モデルを」認知科学などの最新の知見に求めます。若年層のIQは向上を続け、実際にゲームをやる人の方がやらない人に比べ視覚能力が良いことを示す研究が紹介されています。著者はまだ研究例が少ないと慎重ですが、ゲームは「IQで測れるような抽象論理に関する知能」を高める働きがあるのではないか、と結論づけています。

 著者は、自分達の子どもが「森の中で要塞を作(る)」ことと「『ファインディング・ニモ』を見(る)」ことをバランス良く経験できるようにしてやりたい、と述べています。そして前者の良い面ばかりが語られ、後者ではデメリットばかりが語られるアンバランスな状況を少しでも改善したかった、と執筆の動機をまとめていて、共感できます。
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4 人中、3人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0 考え直さなければいけないかな, 2007/7/21
レビュー対象商品: ダメなものは、タメになる テレビやゲームは頭を良くしている (単行本)
この本の内容を一言でいうと
巷では、TVゲーム、テレビ、インターネット、映画の悪影響が喧伝されているが、これらは複雑だったり、文章を読み書きしたりで、実は頭によいのかもしれない。最近のIQテストでも平均点が向上しているのは、これらのメディアの効果もあるのではないか。いたずらな悪影響の喧伝はやめて、その長所をもっと直視すべきだ。
評価
私自身は、インターネット以外はあまり親しんでいないが(テレビや映画はドラマとする)、叙述は割合説得的だと思う(なお、インターネットに関しては同意)。また、読書の大切さなども論じているので、バランスよく仕上がっている。ただ、TVゲームなどの否定論者に対しての反論としては弱い(表現やデータ)のが物足りないので、星1つ減らして、星4つ。
その他
『コンピュータが子供の心を変える』(ジェーン・M. ハーリー、大修館書店)、『脳内汚染』(岡田尊司、文藝春秋)、『ラジオは脳に効く』(板倉徹、東洋経済新報社)といったところのレビューで、私は、本書で取り上げられたメディアについての否定的な言説にいったんは納得したが、これを読んだ後では、それを考え直さなければならないかな、と思っている。
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