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ダブ(エ)ストン街道 (講談社文庫)
 
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ダブ(エ)ストン街道 (講談社文庫) [文庫]

浅暮 三文
5つ星のうち 3.6  レビューをすべて見る (5件のカスタマーレビュー)

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商品の説明

出版社/著者からの内容紹介

キッチュでポップな迷宮譚!
その道を通ってどこか遠くへ
ぼくたちはいつもどこか遠くへ行きたいと思い、けれどもどうやって行けばいいのかわからない。浅暮三文はそんなぼくたちに、その場所への行き方を教えてくれる。それが『ダブ(エ)ストン街道』だ。その街道ではあらゆることが起こり、なによりその街道の向こうには、ぼくたちが知らない世界が広がっている。そして、その『ダブ(エ)ストン街道』に行くには、ただ1冊の本の頁をめくるだけでいいのである。――高橋源一郎

あの、すみません。ちょっと道をお尋ねしたいんですがダブ(エ)ストンって、どっちですか?実は恋人が迷い込んじゃって……。世界中の図書館で調べても、よく分からないんです。どうも謎の土地らしくて。彼女、ひどい夢遊病だから、早くなんとかしないと。え?この本に書いてある?!あ、申し遅れました、私、ケンといいます。後の詳しい事情は本を読んどいてください。それじゃ、サンキュ、グラッチェ、謝々。「今、行くよ、タニヤ!」

--このテキストは、絶版本またはこのタイトルには設定されていない版型に関連付けられています。

内容(「BOOK」データベースより)

タニアを見かけませんか。僕の彼女でモデルなんですけど、ひどい夢遊病で。ダブエストンだかダブストンだかに探しにきたんです。迷い込むと一生出られない土地なんで心配で。王様?幽霊船?見ないなあ。じゃ急いでるんでお先に。推理作家協会賞受賞作家の原点。メフィスト賞受賞作。

登録情報

  • 文庫: 341ページ
  • 出版社: 講談社 (2003/10)
  • ISBN-10: 4062738805
  • ISBN-13: 978-4062738804
  • 発売日: 2003/10
  • 商品の寸法: 14.8 x 10.6 x 1.8 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 3.6  レビューをすべて見る (5件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 41,343位 (本のベストセラーを見る)
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最も参考になったカスタマーレビュー
6 人中、6人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:文庫
とても面白かったです。
特に大きな盛り上がりもないのですが、なぜか凄く面白いです。
分類すればファンタジーになるのでしょうか。
この不思議なタイトルからは、内容を想像し難いですが、
読んで楽しく、読後爽やかな不思議な世界を楽しめます。
主人公はとても不安な状況に陥っているはずなのに、登場する

キャラクターが皆どこか牧歌的で、いつの間にか安心してこの
世界にはまっていきます。基本的に笑いながら読める本ですが、
ジーンとくる場面もあったり、また文体の軽いのも手伝って、
一気読みが可能です。そして、誰もが、ダブ(エ)ストンを
彷徨ってみたいと思うことでしょう。
類似する作品はちょっと思いつきません。

この不思議な魅力にあふれた傑作を、一人でも多くの方が
読まれることを願います。

このレビューは参考になりましたか?
6 人中、5人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
おもしろい! 2006/4/21
形式:文庫
楽しめた。こういう話は大好きだ。メフィスト賞受賞作なので、ミステリの範疇での期待をして読んでしまう人もいるかもしれないが、本書は純然たるファンタジーである。それもかなり変わったファンタジーなのだ。

ファンタジーの常として本書もクエストの物語なのだが、その舞台となる世界が秀逸である。

誰も行き方を知らない、帰り方もわからない、名前すらも人それぞれ呼び方が違っている不思議な島ダブ(エ)ストン。

この島では、誰もが何かを探している。島全体がいつも霧に覆われ、目標となるものが見通せないから誰もが道に迷っているのだ。

主人公ケンは夢遊病者である恋人タニアを探している。彼が出会う人々も彷徨いながら何かを探している。ポストを探している郵便配達夫。町を探している楽団。何を探してるのかすぐ忘れてしまう全裸の男なんかもいる始末である。主軸とは別に語られるエピソードでも赤い影を探し求める王の隊列や、生まれ

故郷を探し求める海賊の幽霊などの話が出てくる。

みんな探して彷徨っているのだ。それらの登場人物たちが縦や横に交差して、いろんな形で物語に絡んでくるのである。

すっとぼけたユーモアと、寸止めの奇想。だが文章や章題なんかは、おそろしく洗練されている。作者の力量が、まだまだこんなものではないよと告げている。なんとも、楽しみな作家だ。これからも読み続けていこう。
このレビューは参考になりましたか?
7 人中、4人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
いざや彷徨 2004/5/31
By kokodokodoko! トップ1000レビュアー
形式:文庫|Amazonが確認した購入
さまようことのお話です。

メフィスト賞の受賞作なので,一応はミステリと言うことになるのかもしれませんが(たしかに謎解きの要素はありますが),ジャンルを言い表すのがとても難しいです。

ダブ(エ)ストンとはどのような大地なのか,そこから唯一脱出した卿はどのような手段をとったのか,など楽しみどころ満載のストーリーです。

しかし,何よりも好きになったのは文体です。
柔らかく,骨があって,無頼で,ファンタスティック。

とても楽しめました。

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