1984年に刊行された大沢在昌さんの処女長編作品です。
新宿鮫シリーズから読み始めた人たちが多いと思いますが、この作品はまだ初期の作品のためか、比較すると文章があっさりとしているような気がします。
それが逆にハードボイルドの深さを演出しているようにも思えます。
日本政府の諜報機関、松宮貿易。
日本では最高であり、少数精鋭の諜報機関に「汚染」が始まります。
汚染とは内部に二重スパイがいるということ。
主人公の加賀は罠にはまり、二重スパイとして疑われ、組織から排除されます。
5年後、同じように排除された同僚牧野から救援を意味するカセットテープが届き、第二幕がスタート。
自分の潔白を証明するために動き出した加賀が最後に突き止めた本当の二重スパイとは・・・。
大沢在昌ファン、必読の一冊です。