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西尾先生の作品としては異例なほど早い段階からの事件の発端。
ほとんどインターバルのない、アクセル踏みっぱなしのスピーディな展開。
ひねくれ気味な作品の多い西尾先生にしては真っ直ぐで熱い見せ場。クライマックス。
そして、60分から90分ほどで読み終わるスパッとした短さ。
それら全てが、何というか潔い感覚を受け、読み終えた後にはなんだか、爽快な気分にさせられました。
気楽に読めて楽しめる、そういう作品としてはかなり質が高めだと思いますし、人を選ぶ西尾先生の作品の中では大衆ウケしやすい作品だな、と感じたので、
『これから西尾維新先生の作品に触れる』という方などにおススメだと思うのですが、さていかに。
私も最初は「戯言」やら「清涼院」やら「JDC」やらが頭の中で
ダンスしてたんですが、それだととてつもない違和感があります。
確かに、世界観は繋がってはいるようですが、
清涼院流水のJDCとは別物と考えるべきでしょう。
戯言シリーズや清涼院流水のJDCを期待してるなら、間違いです。
これはあくまで、西尾維新のJDCなのですから。
この作品自体としては、なかなか面白いと感じました。
悪役側の関係とかにやりとさせられるものがありましたし、
勘繰郎の生き様はいっそ気持ちのいいものでしたし、
むつみの変っていく様はなかなか楽しかったです。
最後は西尾らしさが光っていました。
なるほど、これが西尾維新のJDCか。
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