初回の絵のやわらかさに惹かれ、最終回まで付き合わせてもらいました。
ここのレビューを見てみると、評価が真っ二つに割れているみたいですね。ということで私は中道を行かせてもらいます^^
一番良かったのは読みやすいことだったと思います。読みやすいから設定もさくさくと頭の中に入っていき、後の展開を楽しむことができました。物語も、良くあるボーイミーツガールではあるものの、決して恋愛主体ではない、困難に立ち向かう主人公二人の絆がよく描かれていたと思います。サブキャラクターも個性豊かな面々ばかりで、なかなか引き込まれる作品でした。
しかし残念だったのは、主人公側と対立する敵のクオリティが異様に低かった点です。はっきり言ってしまえば、弱い。まるで、特撮映画の怪獣や怪人のような役回りでした。さらに、主人公たちにこれ以上の伸びしろが無いという点。仲間二人は出会った時点でレベル100のような状態で、主人公二人も最終回直前にはその戦闘スタイルを確立してしまいます。「仲間の成長」という、冒険ものに必要不可欠な要素が無くなってしまったのはかなり致命傷だと思います。
敵と味方のバランスが早い時点で崩れてしまったことが、この作品の連載終了を早めた一因だと思います。未消化な伏線がたくさんあり、今後の展開が楽しみだったため、連載終了が残念でなりません。しかし、次の作品がとても期待できる作家さんだと思います。