“元暴走族”というふれこみのキャラで売っているバッドボーイズのことは、これまであまり好きではありませんでした。またどうしてもインパクトのある髪型をした相方・佐田正樹にばかりに目が行ってしまい、正直、清人の印象は薄かったのもあり、わざわざ買ってまで読むとは思っていませんした。
しかし、ひょんなことからお会いする機会があり、その穏やかな人柄や、モノの考え方の優しさに触れ、この人はどうして暴走族になったのか? そして暴走族からどうしてお笑い芸人になったのかということが無性に気になって読みたくなったワケです。
読んでみてその全てが分かりました。
複雑な家庭環境にもかかわらず、おばあちゃんの愛をたっぷりと受けて、
子供の頃からの夢だったお笑い芸人なるまでの、紆余曲折や小・中学生が誰しも感じる閉塞感をしっかりと言葉にしていて、清人の文才にうなりました。
また、読ませ上手で、伏線の張り方、そして回収方法が巧みで随所で笑わされました。
読み終わると、すごく清人が好きになる本でした。
若い子に読んでもらいたい本ですね。