このタイトル付けたヤツ、最ッ高にクールだ。
原題は“intermission”。
あきらかにまったく異なるタイトリングだけど、今回はそれが見事にうまく言ってると思う。この手合いの映画が好きな人にはピン!と、こさせる力がある。かくいう俺自身も、タイトルにピン!ときた人間だったりします(笑)。
で、実際の映画なんだけど、タイトルの良さに負けない、素晴らしい映画だった。とりあえず、このタイトルで大体予想がついて興味がわいた人にはオススメの映画。たぶん、想像よりもっと汚くて、黒くて、素晴らしいです。
ダブリンを舞台にした群像劇。登場するキャラクターたちは、見事に少しずつ病んでいる。こいつらの腐った人生がイロイロと交錯し、良くなったり悪くなったりしていくさまが、たっぷりのブラックジョークで綴られていく。
ダブリンという街のイメージに、イギリス青春映画特有のどこかぶっ壊れたパワーと、アイルランドならではのブラックさが、たまらないレベルでミックスされてる。
妙にテンションが高く、特にラスト間際の『競争シーン』では「もうどうにでもしてっ!」って感じで大笑い。いや、あれは反則でしょう(笑)。
この映画の良いところは、テイストがブラックなんだけど、その中にどこか一本突き抜けた図太さみたいなものが感じられるトコ。ブラックジョークを受け止めて、そのまま返してみせる、アイルランド的なしたたかさとでも言うんだろうか……そういう雰囲気があるおかげで、安心して笑えちゃうトコロがある。
もちろん、話として落とすべきところはキチンと落としているので、普通の映画としてもしっかり楽しめますヨ。
とにかく、タイトルを見てピン! と来た人なら、迷わずオススメの作品です。