2008年に一応、完結してしまったシリーズ5冊の第四巻。
魔法とは縁のない王都から、魔法が日常の秘境ダナーク村へ<栄転>してきた警察署長のイズー(22歳)。ダメっ娘魔女のビー(16歳)に関わるうちにどんどんダナーク村の深みにはまってしまい、ついにはビーを?。
魔法には免疫のない素人のイズーが、さんざん魔法=ビー絡みの事件の渦中に放り込まれてきました。前の巻では、前職で心に深い傷を負った元凶のデイルが魔法使い(それもかなり悪いやつっぽい)として現れ、ビーに興味を示しました。
そしてこの巻では、今まではっきりしなかったビーの秘密がビーそっくりの5歳の女の子マリエラがやってくることによって明らかになります。そしてビーの秘密、苦悩を知ったイズーは自分の気持ちにも気が付いて…。
覚悟を決めたイズーは男前でした。しかし恋愛面でかなり初心なのか、ブアイソ・無表情のはずが邪な事を考えてしまってドギマギしたり、自分に「色ボケ」と突っ込んだり形無しです。村中に即バレだし。
こういうところやイズーの数々のツッコミなどコメディな部分と、シリアスな部分が絶妙で大好きなシリーズになったのに…。デイルの事や、ライの参戦とか、いろいろ撒かれた伏線が回収されずに5巻目の短編集をもって完結だなんて。先が知りたくて落ち着きません(泣)。
読者の声によっては第二部の可能性がある、のなら声を大にして「続きをよろしくお願いします!」と言いたいです。「鳥籠の王女と…」シリーズと並べ、この世界のお話をもっと読みたいです。