52歳で、ダイ・ハード3から10年以上もたって、ブルース・ウィルスが不死身の警察官を演じられるのか、心配な人もいるかもしれないが、その心配は無用。20針も縫う怪我をもろともせず、引き締まった肉体で体当たりの演技を披露してくれる。我等のヒーロー、マクレーン警部は健在であった。爆発、カーチェース、ヘリコプターやはては戦闘機まで出てくるアクションは、これまでのダイ・ハード・シリーズ、それにマトリックスやミッション・インポッシブル等で見慣れすぎたせいか、それほどの驚きはない。そして今回はサイバー・テロということで、主人公と同じ中年の私にはストーリーの一部が消化不良であった。悪役もマギーQが頭抜けて素晴しいので、他の悪役がかすんで見える。しかし、単なるアクション映画で終わらないのがこのシリーズのよい所。相棒となってしまったハッカー青年といつの間にか心を通わせるようになる。妻と離婚して代わりに娘が人質となるのが時の流れを感じさせるが、その娘も父を誇りに思うようになる。そしてお約束の主人公と犯人のトランシーバーでのやりとり。シリーズのつぼを外さず、主人公の人間味をきちんと盛り込んでいる点を評価したい。この調子ならダイ・ハード5.0も期待したいところだ。