Chi Chengの容態が変わらぬまま、バンドの友人であるSergio Vegaをベーシストに迎えた今作。
もともとは-Eros-と題したアルバムを作っていましたが、彼の事故で精神的にも大きな打撃を受けた彼らは、
Chiに関連したその頃の悪夢のような状況から抜け出したいというChinoの願望もあって、一から全く新しい
作品(Diamond Eyes)を作ることにしたそうです。
その影響からか、このDiamond Eyesは今までで最もセンシュアルな作品に仕上がったような気がします。
“Change”の退廃美からより高次の美へと昇華した、とでも言いましょうか。爽快でいて妖艶な音が耳にとても心地よいです。
(某メタルバンドのメンバーが、「Deftonesはセックスの時に聴くと最高だ。」と言っていましたね。)
Stephen(ギター)はMeshuggahの大ファンだということは有名ですが、やはりその影響も音に顕れていると思います。
シンプルで重量感・弾力感のあるディストーション・サウンドがとても効果的に使われています。この重量感とChinoの甘美な歌声が不思議とマッチするんですよね^^これこそDeftonesの魔法のひとつだと思います。
ファンによっては好き嫌いが分かれるかもしれません。ただずっと前からDeftonesはこのようなベクトルを示し続けてきたと思うので、これはDeftonesが成るべくして成ったひとつの形ではないでしょうか。