著者は本書をまとめるに当たり2つの点を重視したと言う。1つは「誰と知り合いで、誰を信用できるか」といった、いわば個人的なコネクションの強弱だ。もう1つは家族の経営哲学とも言うべきもので、「金と権力の追求者」か、「物質至上主義者」かなどに分類できると言う。
ともすれば「時代遅れ」とも受け取られがちなファミリー企業ではあるが、新たな価値の創造という経済の核心において彼らが果たした役割は大きく、その重要性は今日でも変わらないと説く。最近テレビドラマ化されて再び注目を集めている山崎豊子原作の『華麗なる一族』と重ね合わせて読むとさらに興味が広がるだろう。
(日経ビジネス 2007/02/26 Copyright©2001 日経BP企画..All rights reserved.)
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