内容紹介
中国史で清朝と呼ばれるダイチン・グルンは、マンジュ(満洲)人のつくった国家であった。本書は、ナショナリズムに彩られた漢文中心の歴史叙述を脱し、ポスト・モンゴルのユーラシア史の文脈で、膨大な満洲語史料や地図を読み解き、今日の諸問題にもつながるこの時代と社会の新たな実像を多角的かつ精細に描きだす。
著者について
承 志(しょうし、Kicengge):1968年、中国新疆・伊犂チャブチャル・シベ自治県イラチ・ニルに生まれる。1990年、中国新疆・伊犂師範学院卒業。2000年、京都大学大学院文学研究科修士課程修了。2004年、京都大学より博士(文学)学位取得。現在は、総合地球環境学研究所上級研究員。