誰がダイオキシンは怖くないといったのか知らないが、「嘘」と断ずるほどの新事実が著者の研究で得られたのかと思い本を取り寄せた。
誰かがどこかで書いていたが、著者の書いた部分と批判しようとする相手の書いた部分くらいフォント変えろと苦情を言いたくなるくらい相手の言説を引用していて、うっかり読んでいると誰の言い分か分からなくなるくらい読みづらい作りの本だ。(私は誤読しちゃってるかも。)
批判するにせよ反論するにせよ、引用が長すぎる。
同じ文章を2度、3度読まされるような塩梅だ。
新しい知見で批判なり反論なりすればいい。
ところが新しい事実はほとんど無い。
記述されているのは、・・・・の可能性
・ ・発症の可能性、・・・関与している可能性、・・・遺伝的に異質になっている可能性(を指摘する学者もいる)、・・・悪影響を与えている可能性。・・と推測されている。
可能性と推測、それと愚痴かな。可能性ならいいこと悪いこと沢山あるでしょうに。
この著者は自分が何故批判されているのか正確に理解していないのではないか?
誰も化学物質の悪影響の可能性や、関与の可能性を否定はしていないと思う。
それが現実的にどれだけのリスクとして可能性があるのかを示すべきだと批判されているのだが、そこが分かっていないようだ。
なるほど「この国の行方を考えるためにも・・・」というどこかの新聞の論説委員のお勧めは逆説としてならなかなか味わいがある。
推測や可能性だけで化学物質をやめてしまえばこの国の行く末は暗闇にはならんのだろうか?そちらのほうが心配だ。もっとも心配性の人たちには迫り来る人類の滅亡のほうが心配なんだろうけど。(このレビューだと評価は2極分解だな。)