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そもそもリスクを考えるとき、「起こる可能性」と「起こる被害」が重要になる。今までのダイオキシン本は「起こる被害」を中心に論じてきた。この本は「起こる可能性」と「対策のコスト」という視点で書かれている。例えば、母乳に含まれるダイオキシン濃度は現在でも高い。しかし、それでも絶対的に母乳を与える方が、子供にとっての利益が大きい。また、魚や肉の濃度も高いが、食べない方が危険である。
ダイオキシンが焼却炉から放出されていることは事実であるが、もともと減少傾向にあたったのに、また、急いで対策を立てても摂取量が急には減らないことも分かっていたのに、緊急で行った政策を痛烈に批判しているところは共感できる。
子供たちに、あなたたちをダイオキシンから守るために自治体は借金したのよ、だからあなたたちが借金を返すの、というのはもはや通じない。
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