今、長らく待ち望まれた『A ROYAL DUTY』が刊行となった。ダイアナはことの大小に関わらずバレルに相談をもちかけていた。女王の従僕の1人だったポールがダイアナに出会ったのは、彼女がスコットランドのバルモラル城に滞在していたときのことだ。2人を結びつけたのは運命だったかもしれないが、彼らは彼女の人生が終わるときまで強い絆を保ち続けた。ダイアナの親友となった著者のユニークな視点は、ウェールズ皇太子妃その人や、彼女の人生を作り上げた出来事、彼女を取り巻く人々に新しい光を投じている。
ダイアナが亡くなったころ、彼女の将来の計画についてはさまざまな憶測が飛びかい、再婚の意志や、アメリカに移り住む可能性が取りざたされていた。死の直前に彼女と話をした1人であるポールは、彼が深く敬愛し、大事に思っていたプリンセスの姿をありのままに伝えたいと願っている。プライベートな会話や思い出、日記や手紙をもとに、ポールはロイヤル・ファミリーの歴史上、きわめて特異な時期に関する驚くべき物語を報告している。
本書を書いた理由について、ポールはこう述べている。「私はこの本で、できるかぎりありのままのダイアナを描き出した。胸がわくわくするような、愛情のこもった楽しいものにした。過去6年というもの、私には自分が目撃した異例の事態について思いを巡らす時間があった。その間、自分こそが皇太子妃の真実を知っていると多くの人々が主張するのを、我慢強く見聞きしていた。真実だと主張されていることが、実際には真実とはほど遠いことを知っていても口をつぐんでいた。そして私は、不本意ではあるが自分が知っている真実を明らかにすることにした。なぜなら、だれかがプリンセスの側に立って、もはや自分を守ることができない彼女のために戦わなくてはならない。私はそう確信しているからだ」。
「私は彼女の死が公的機関によって審理されることを歓迎するし、それによって、あのパリの夜に起こったことが明らかになることを望んでいる。この本を書くことになるとは思わなかったが、それはアンバランスな状態を正すことが必要になるとは思っていなかったからだ。さまざまな筋から出た虚偽から、プリンセスを守ることが必要になるとは思わなかったからだ。私は長年、英王室に忠実に仕えてきた。初めは女王、そしてチャールズ皇太子、最後にダイアナ妃。私は今も忠実な臣民だ。しかし、25年後に公的な資料が公開されて詳細が現れるのをただ待っているよりも、今こそ真実が明かされることが重要であると私は信じている」。 --このテキストは、絶版本またはこのタイトルには設定されていない版型に関連付けられています。
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離婚後もバトラーとしてプリンセスにもっとも近く寄り添ってきた著者バレル氏、確かにプリンスとの確執やお互いのアフェアーのカモフラージュなどこの人しか知りえないことはたくさん書いてあるが、例えばドディ・アルファイドではないプリンセスの意中の人だとか決定的な「暴露的」内容は注意深く避けられています。そういう覗き見的な意図よりもcaring princessの真の姿を歪曲なく伝えたい、という真摯な気持ちがどのチャプターにも横溢しています。この本のどの部分について王子が「抗議」しなければならないのか私には理解しがたい。
そんなバレル氏、何とプリンセスの宝石などを「窃盗」したとしてスコットランドヤードの訴追を受ける羽目に・・・。後半3分の1はバレル氏公判の様子が描かれますが、彼がなぜ今頃プリンセスのことを書く決意をしたのかようくわかります。400ページあるハードカバーですが楽しんで一気に読めます。マスコミもちゃんと本をよく読んでから報道すべきですね。
このバレル氏の裁判沙汰に関しても、スペンサー家はもとより、王室もほとんど無視したようなもの。ただのダイアナゴシップ本なく、この辺の、庶民にはわからない社会を垣間見れて、呼んでよかったです。
それにしても、裁判沙汰になったときのバレル氏の悔しさを思うにつけ、会社で信頼していた上司に見捨てられた時の事を思いだすな!
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