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15 人中、13人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
自分の時間まで「ターン」する本,
By カスタマー
レビュー対象商品: ターン (新潮文庫) (文庫)
1行目を読み始めたそのときから,一気にぐいぐい小説の中に引き込まれ,周りの空気が変化していきます。 主人公視点の,内に向かっていくような,自分に問いかける語り口や繊細でもの柔らかな描写の仕方,日常の中で突然現れた謎も,まるで童話の世界のよう。読み始めて,気が付いたら,あたりが暗くなるほど夢中になれる本です。 大人のための,上質な童話。
2 人中、2人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
読後感爽やかな秀作。私にも「声」、聞こえないかな・・・?,
By
レビュー対象商品: ターン (新潮文庫) (文庫)
時の三部作の一つ。何年かぶりに読み返してみたら、まだ新鮮だった。 結末を知っていたって、ドキドキするし、絶望するし、 甘い気持にもなるし、感動する。 「君」と、どこかから語りかける声の主が誰なのか、 真希は誰と話しているのか。 真希に訪れる孤独と、「くるりん」がもたらす繰り返しの日々。 途中は、少し中だるみしそうになる単調な雰囲気もあるのですが、 少しだけ辛抱してそのまま読み進めると、 急展開後の感動が倍加する気がします。 突然、蜘蛛の糸のように真希にもたらされる救い。 逃げられない世界で真希を襲う危機。恐怖。 最後の数ページで急速に視界が開けるような、 真希とともに何かを悟る、すがすがしい感覚。 そして…これは立派な恋愛小説なんです。 昔読んだ時には、その部分には関心がなかったけれど、 今、人を好きになることを知ってから読んでみれば、 なんとも切なく、甘酸っぱく、爽やかなお話です。 べたべたした感じが一切ないのがすごく好き。 ふと繰り出される描写や台詞に、クラクラします。 北村さんの作品すべてに言えることですが、 生きることに前向きになれる本です。 言葉遊びや雑学を織り交ぜながらもくどくなく、 知的で緻密でしなやかな語り口も心地よい。 毎日が退屈な繰り返しに思えてしまう人にこそ これを読んで目の覚めるような感じを味わってほしいです。
2 人中、2人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
気持ちよい恐怖を味わおう,
By
レビュー対象商品: ターン―Turn (単行本)
なかなかに怖い設定である。時が戻る。 必ず一定の時間になると、時が戻るのである。 繰り返しの恐怖の中で、主人公は何を見るのか。 ただ、北村薫氏は読者を裏切らない。
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