一般に心理学を専攻した人なら、そんな馬鹿なが正直な感想だろう。
しかし、宗教にしても哲学、思想、心理学ですら、その歴史をたどれば、思わぬ動機により、誕生、改編、発展してきている。
すべて裏返せば(もう一歩踏み込めば)、人心操作可能な領域があることは納得のいくところである。
文中にでてくる心理学者の論文、履歴を精緻にたどっていけば、俗に言う“トンデモ”ではなく、極めて説得力があることに気づく。
筆者も述べているとおり、こうしたことを知ることで「落ち込む」ことも、戦略家たちは想定していることであり、多分こうした著書やそれに対する意見・感想も織り込み済みなのだろう。
恐れずに事実(?)を知ること、それと同時に、同じ土俵にのってどうのこうのではなく、「第三の道」が存在することを歴史が教えてくれていることも忘れないことは大切なことであろう。