本作品はベルギーの漫画家エルジェ原作の「タンタンの冒険(英語ではティンティン)」シリーズをS.スピルバーグ監督が自身初めて実写ではなく、アニメーション(正確にはモーションキャプチャ技法)を使って映像化した本格的冒険活劇映画です。
主人公が少年記者タンタンと愛犬(というよりパートナー?)スノーウィですから当然グロい表現も一切なく、家族揃ってハラハラドキドキの<S.Sワールド>を思う存分楽しめます。
そして敢えて実写にこだわらなかったことは、原作のイメージを忠実に再現しているとともに、シリーズ化の障害となる<役者の老化>を気にしないで済むところも大きなメリットでしょう。
※実写のシリーズ物が同一配役で違和感なく見れるのはせいぜい3作目くらいまでで、その点では日本の<寅さんシリーズ>はまさに化け物です。
またモーションキャプチャの本領は動物の演出表現ですが、愛犬スノーウィの描写にも如何なく発揮されており、彼?のいろんな動作や愛らしい仕草を見ているだけで心が和みます。
興業的にも大成功を収めた本作品の続編製作準備も順調に進んでいるようで、これからの「タンタン」シリーズは生意気盛りな我が子と仲良く並んで映画鑑賞したいお父さんお母さんには特にお勧めしたい作品です。