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タリバン―イスラム原理主義の戦士たち
 
 

タリバン―イスラム原理主義の戦士たち [単行本]

アハメド ラシッド , Ahmed Rashid , 坂井 定雄 , 伊藤 力司
5つ星のうち 4.5  レビューをすべて見る (4件のカスタマーレビュー)

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商品の説明

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パキスタンを拠点にしたイスラム神学生の武装グループ「タリバン」は、1994年に突如現れ、たちまちアフガニスタンのほぼ全土を支配下に置いた。麻薬を栽培し、女性の社会活動を禁じ、テロリストを保護し、イスラム原理主義を実践する、謎めいた同勢力の実態を、アフガンを21年間取材してきたパキスタン人ジャーナリストが明るみにした。

アフガンのイスラム諸勢力は80年代、ソ連軍とゲリラ闘争を展開し、92年、政権を掌握した。しかし内紛で分裂し、「タリバン」に駆逐された。本来、イスラム主義を代表すべき諸勢力が腐敗堕落したため、その思想的真空状態を「タリバン」が埋めたと著者は言う。最初は、長い戦乱に嫌気がさした人々の支持もあったが、急速に幻想へと変わった。

イスラム革命センターを標榜する鬼っ子の「タリバン」の存在を許したのは国際社会でもある。アメリカは当初、イランへの牽制から「タリバン」の人権抑圧を黙認した。同じイスラム教スンニ派のパキスタン、サウジアラビアも「タリバン」を外交的カードとみて支援した。一方、シーア派のイランはロシア、中央アジア諸国とともに「タリバン」の力を削ぐべく動いている。アフガンが、中央アジアからの原油パイプラインのルートにあることも、各国の思惑を複雑に絡ませている。イスラム思想の系譜にまで踏み込んで、政治、経済、宗教、社会の多角的側面から一宗教勢力に光を当てた好著である。(西川 恵)

出版社/著者からの内容紹介

米・英・独で大反響!
大物テロリストと極端なイスラム原理主義を結ぶアフガン回廊のミステリー
世界で初めて明かす「超過激集団」の謎

「タリバン」は国際政治のミステリーを解くカギ
●謎にみちた「タリバン」の最高指導者ムラー・オマルとはどんな人物か?
●アメリカが500万ドルの懸賞金をかけて追う大物テロリストの潜伏先?
●CIAと巨大石油資本の策謀、ロシア、イラン、パキスタンの思惑と駆け引き。
●世界最大の密輸ビジネスが跋扈し、麻薬マネーが踊る「アフガン回廊」とは?
●超イスラム原理主義をふりかざす過激な「聖戦」がもたらす影響とは?


登録情報

  • 単行本: 417ページ
  • 出版社: 講談社 (2000/10)
  • 言語 日本語, 英語
  • ISBN-10: 4062102552
  • ISBN-13: 978-4062102551
  • 発売日: 2000/10
  • 商品の寸法: 18.8 x 13.6 x 3.2 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.5  レビューをすべて見る (4件のカスタマーレビュー)
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形式:単行本
この本は、単にタリバンだけでなく、アフガニスタンという国の歴史や成り立ちに始まり、周りを取り巻く国からアルゼンチンのメジャー企業にいたるまでのアフガニスタンに利権を求めた国/勢力など実に多面的に語られている。この本が出版されたのは昨年である。9月11日の事件のようなことはさすがに想定されていないが、そうでなくともアフガニスタン情勢を放置することは世界平和に重大な脅威であるとの警告に貫かれていて、視点の確かさを感じさせる。必読の書である。
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形式:単行本
アフガニスタンの地域研究を行う際に、本書は最良の入門書となるだろう。アフガニスタン地域の歴史、現在までの政治史、さらにパキスタン、イランサウジアラビアなど近隣諸国との関係やアメリカとアフガニスタン-パキスタン-タリバン間の関係、石油利権をめぐる地政学的視点などを包括的、かつ丁寧に記述している。著者のアハメド・ラシッドにも仕事の腕前に信頼が置けると(少なくとも私は)感じたので同地域を研究するにあたっては彼の著作を中心にあたってみるのがよいと思う。本書の他に、アフガニスタンと私たちの生活する社会との繋がりを説得力をもって説明する本としては「非聖戦」を推薦したい。一つ批判するとすると、原書のデザインのほうがかっこよかったと思う点である。
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形式:単行本
対米大規模テロ事件を機会に毎日話題になっている「タリバン」について調べようとおもったのがこの本を購入したきっかけだった。

複雑に絡みあった歴史、民族、政治、宗教、経済、国際関係が明解に分析されていたが、とても複雑なので頭を整理しながら、かみしめるように読み進んだ。

中でも涙がこぼれそうになったアフガニスタンの女性と子どもたちの生活について語ろうと思う。

アフガン女性、社会の窮状はタリバン登場前のアフガン戦争時代から始まっており、医療不足、学校破壊が破壊されたことにより文盲は増加している。戦争中は国際的な関心・援助を受けることができたが、戦後の今満足な援助は得られていない。絶望の最中のあるアフガン女性は次のように語った。「わたしたちは生きるために、国連に頼る乞食となってしまいました。これはアフガン人の生き方ではありません。女性たちは疲れ果て、意気消沈し、荒廃しています。わたしたちは、ただ平和を待っています。一日中平和を待っています」アフガン人としてのプライドも傷つけられ、今日1日を生き延びることしか考えることができず、最後に希望を持ったのはいつか忘れてしまったかのようである。子供たちもまた、大人同士が殺しあうのを見てきたし、あまりに緊張が強すぎる環境にいたため、子どもたち同士でさえ互いに信用することができなくなっているのだ。

そんな彼らに1日でも早く平和をもたらせることはできないだろうか。

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