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66 人中、61人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
著者のフィールドワークと研究の賜物,
By Hironobu SUZUKI (東京渋谷区) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: タモリのTOKYO坂道美学入門 (単行本(ソフトカバー))
日本坂道学会副会長が東京都内の名坂の良さを知ってもらうために一般人向けに書いた入門書である。本書は都内にある名坂を著者自ら撮影した写真と解説で紹介していく。散歩ルートもきちんと載っており、著者の辿りを我々も追体験できるようになっている。これを巷に溢れるいわゆる芸能人本の類と先入観を持ち誤読してはいけない。写真をみるに著者はこれら数多の名坂を日の長い夏の天気のよい早朝にとっていると思われる。凛とした静けさ、青く茂る草木、透き通る空の青、そして主人公である坂が主に広角レンズで捕らえた一枚の写真の中にすんなりと収まっている。その写真の腕は玄人はだしの域に達している。三分坂、狸穴坂、桜坂、富士見坂の写真など、それはもう見事なものである。坂にまつわる歴史の解説はまさに白眉。著者のフィールドワークと研究の賜物。名著。
78 人中、68人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
未来への遺産,
By アウステルリッツ (愛知県) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: タモリのTOKYO坂道美学入門 (単行本(ソフトカバー))
学生時代、休日になると私レビュアーは原付バイクに乗って都心によく出掛けた。 副都心の繁華街には目もくれず、 赤坂、麻布、六本木の坂の街並みを廻るためだ。 流石は帝都東京だと唸ったものだった。 「この地形のこの場所に道を通したのは何故だ」と、 思いを巡らすとか、坂の下から高台を見上げ、 「あのような地形には名所旧跡があるはずだ」と検討をつけ、 実際にあると、古の人も俺も考えることは同じだ。くっくっく。 などとやっているとあっという間に時間が過ぎたものだった。 また何故かネコが多かったのが妙に記憶に残る。 わが故郷の野良ネコたちに比べて、麻布ネコ、六本木ネコは なんとなく都会的に格好良く見えるから不思議だ。 一度彼女を誘って散策してみようかとも思ったが まるで興味がなさそうなのでやめた。 「坂道登って下って何が楽しいの。汗かくのイヤ」 と言われそうだったし(笑) しかしこの本を読み、ハタと気づいた。 そうか桜坂だ!このテがあったかと。 満開の桜に、福山雅治の桜坂ならノリノリに違いない。 それでカフェデスパシオで足を休めて、 ル・ヴェルデュリエでランチすると。 これで少しでも坂道ワールドに 興味を持ってくれれば勿怪の幸いだ。 ところでタモリというひとは 何処か底知れぬ恐ろしさがあるという印象をもつ。 まるで18世紀フランスの外交官タレーランを芸能人 にしたような人物だと、個人的には密かに思っている。 積極的に知人になろうとは思えないタイプの人かもしれないが、 強烈な持ち味は見ていて面白い。何よりもうならされる。 本書も、見た目は柔らかいが、よく読みこむと 「精神的に貴族趣味」の塊のような本だと気づかされる。 タモリ氏はよく言う。 「地名はその土地の記憶だよね」と。 地名に記憶が刻まれているなら、 名坂にもその土地の記憶が刻まれているに違いない。 由来をひも解き、実際に歩けば、先人たちの思いが甦る。 人々の営みや、情景を映す由緒あるこれら名坂もまた、 かけがえのない歴史の遺産だと思う。
35 人中、31人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
タモリが坂道観察しているところを見てみたい,
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レビュー対象商品: タモリのTOKYO坂道美学入門 (単行本(ソフトカバー))
渋いです。坂道に対してのコメントが本当に面白い。 毎日寝る前に1坂ずつ読んでます。 ガイドもついてるし、本当においしい本ですよ。 まえがき&あとがきも愉快です。哲学だぁ~
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