行き過ぎた禁煙運動に対して警告を発する本となるはずだった本。
禁煙運動のような社会的な運動には、行き過ぎた考え方・行動を
取る集団が発生するのは、やむを得ないと思います。
喫煙の害を訴える証拠の中にも、前提条件や解釈に疑わしいもの
が含まれていることでしょう。
しかし、その行き過ぎた部分に対して、いくら「怪しい」と
訴えたところで、運動そのものに対する批判にはなり得ないでしょう。
映画
サンキュー・スモーキング (特別編) [DVD]
(ちなみに、この映画は、相当面白いです。禁煙派の主張の弱点を
みごとについて爆笑の議論を展開する映画です。禁煙派の人にもお薦めです)
のような明快な議論(コレステロールの方がより多くの人を殺しているとか)
をより大きく展開し、たばこだけを諸悪の根源のように
扱うのはおかしい、とはっきり言って欲しかった。
個人的に西欧を旅行したときの話を持ち出して、値段はどうだった、
たばこを吸っている人が多かったとかいう議論は、有効な反論になっていないでしょう。