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タバコ有害論に異議あり! (洋泉社新書y)
 
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タバコ有害論に異議あり! (洋泉社新書y) [新書]

名取 春彦 , 上杉 正幸
5つ星のうち 3.1  レビューをすべて見る (13件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

タバコ有害論の根拠となっている疫学統計は「有害である」という結論が先にありきの、悪質な操作に満ちたものだったことを徹底追及。さらに「今日も元気だ、たばこがうまい!」とタバコを認めていた社会が「禁煙ファシズム」社会になるまでの背景を解き明かすことで、ひそかに進行する慢性疾患の恐怖から「異常」を生活習慣にまで見出すようになり、逆に「健康を見失ってしまった」現代日本の矛盾を浮き彫りにする。

内容(「MARC」データベースより)

タバコ有害論の根拠となっている疫学統計は「有害である」という結論が先にありきの、悪質な操作に満ちたものだったことを徹底追及。慢性疫患の恐怖から、逆に「健康を見失ってしまった」現代日本の矛盾を浮き彫りにする。

登録情報

  • 新書: 222ページ
  • 出版社: 洋泉社 (2006/12)
  • ISBN-10: 4862480977
  • ISBN-13: 978-4862480972
  • 発売日: 2006/12
  • 商品の寸法: 17.6 x 10.8 x 1.8 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 3.1  レビューをすべて見る (13件のカスタマーレビュー)
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形式:新書
 タバコと肺がんの論文が1950年にイギリス、アメリカ、ドイツから出されたように、タバコの有害性の論文は国外からの英語論文が圧倒している。ところが、この本の引用文献で英文はBr Med J のHirayama論文のみ。つまり海外の引用文献は一切無い。著者の名取氏は医学研究者を名乗っているが英文は読めるのだろうか?

 また、もう一人の著者上杉氏は、コレラはコレラ菌で起こるし、インフルエンザはインフルエンザウイルスで起こり原因が明快であると、肺がんがタバコで起こることと対比して述べている。これはよく考えれば誰にでも分かるが、病名のつけ方を整理していないことから生じるよくある間違いである。コレラ菌によって起こる症状の一群をコレラと言っているだけである。このように病気の病因から名づけた病名を病因論的病名と言う。これは肺がんのように病気の症状から名づけた病名である症候論的病名とは区別しなければならない。コレラは、症状から言えば、下痢と嘔吐である。結核は、発熱と咳、肺の異常影である。これらは他の病気でも起こる。名取氏も同じ間違いをしている。こんな病名の付け方という基礎的・言語的間違いにも気づかない名取氏は本当に医学研究者なんだろうか?また上杉氏は教育学部の教授らしいが日本語が分かるのだろうか?この本は、このように基本で転けているので、内容は惨憺たるものである。

  この本の前書きでは、「愛煙家よ、胸を張ってタバコを吸おう!」と題して、洋泉社新書編集部が「権利論や文化論としてのタバコ擁護論ではなく、道理としてのタバコ擁護論が本書である」と豪語している。こんな日本語の間違いに気づかない洋泉社は出版社なのだろうか?タバコは予防可能な死亡原因のダントツ一位である。タバコの有害性は証明されている。こんな本を出した、名取氏、上杉氏、洋泉社の責任は重大である。そういう意味では買って読む価値あり。
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176 人中、119人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:新書
ひとことで言えば科学的なスタイルに見せかけたペテン本。巧妙に読者をミスリードし「タバコ有害論はデッチ上げ」というトンデモ論へと印象操作している。

冒頭<禁煙してみてわかったこと>として「眠くてしょうがない」「便秘に悩まされた」。次に<タバコの効用>として「覚醒作用」「リラックス作用」「発想の転換を促す」「気付け作用」「痴呆症の予防になる可能性大」「喫煙所は自由人たちの社交場」が列挙されている。しかし「痴呆症の予防」以外はすべて著者の主観にすぎない。そして「痴呆症の予防になる可能性大」はウソである。(かつてその様に喧伝されたこともあったが、現在は逆に喫煙は痴呆症の危険因子だという考えが主流)

つまり、ここに並べられた「禁煙の弊害」「タバコの効用」いずれも客観的・科学的とは言えないシロモノである。

「平山論文」について。
「平山論文」は「副流煙の有害性を示した先駆的論文」。ただし世界的にも初アプローチだったこともあり、乱暴な部分もある。だから「平山論文」の示した方向性については後の研究できちんと検証する必要があった。そして結論をいえば、後の数多くの研究(メタアナリシス)によって「副流煙の有害性」は明白な事実となったのである。これはWHO(世界保健機関)や日本政府、諸外国政府も認めている。それが「受動喫煙問題」を考える際の大前提なのだ。

それなのに、この著者は「平山論文」のあら捜しをして「タバコ有害説はデッチ上げ」と主張しているだけだ。森の中の2、3本の木の腐ったり枯れたりしている部分を指さして、あたかも1000本の木の茂った森全体が腐っているかのごとく印象操作をしているのだ。

最後に、著者の言葉を引用しよう。
「本を出しても、アカデミズムに黙殺されるかもしれない」(p13)

当たり前である。科学的思考とはかけ離れた印象操作で素人読者をペテンにかけているだけなのだから。

(追記)
よく見ると平山論文の読み方もメチャクチャでした。(p52〜54のあたり)
この人、基本的な表の読み方もできないレベルです。マジで。
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90 人中、56人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:新書
確かに、現今の喫煙に対する風当たりには厳しすぎるものがある。私は今まで一本のタバコも吸ったことがなく、医療職でもあるので当然喫煙よりは禁煙を勧める立場ではあるが、ほとんどまともな喫煙場所がないのはどうかと思う。しかし、それとこれとは話が別である。著者は統計学をかなり歪曲し、十人に一人と10.0%の違いだの、10%と2%の差だのという言葉の魔術を展開して、タバコが悪者であることの根拠がないと主張する。しかし統計学というのはそういうレベルではなく、有意差検定以降のレベルによって危険性を決めるものである。この本には統計的な検定のまともは記述は全くといっていいほどない。また肺ガンには多くページを割くが、最も多くの人が苦しむ肺気腫や虚血性心疾患などについては非常に小さい扱いであるし、アスベストなど他のものの危険についてどれだけ雄弁に語っても、それはタバコの危険性の有無とは全く関係がない。進化論の中での小さな食い違いをあげつらって、「だから進化論は間違いで生物は神が創造したのだ」という連中がよくいるが、その論法に近い。現在の喫煙者の置かれている状況に問題があり、改善すべき点があるのは認めるが、しかしタバコはやはり有害なのだ。
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