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タナトスの子供たち―過剰適応の生態学
 
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タナトスの子供たち―過剰適応の生態学 [単行本]

中島 梓
5つ星のうち 4.0  レビューをすべて見る (6件のカスタマーレビュー)

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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

男どうしの恋愛・SEX関係を主なテーマとしたマンガや小説=「やおい」。少女たちはなぜ、そんなものに惹かれるのか。その奥にあるのは“優しいディスコミュニケーション”と「人間はなぜ滅びてはいけないのか」という、根源的な問いかけである。その前で、すべてのタブーは無に帰してゆく―大評判となった前著『コミュニケーション不全症候群』の続編。

内容(「MARC」データベースより)

男どうしの恋愛・SEX関係を主なテーマとしたマンガや小説に、少女たちはなぜ惹かれるのか。その奥にある"優しいディスコミュニケーション"と「人間はなぜ滅びてはいけないのか」という根源的な問いへの癒しを探る。

登録情報

  • 単行本: 362ページ
  • 出版社: 筑摩書房 (1998/10)
  • ISBN-10: 4480863184
  • ISBN-13: 978-4480863188
  • 発売日: 1998/10
  • 商品の寸法: 19 x 13.6 x 2.6 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.0  レビューをすべて見る (6件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 402,272位 (本のベストセラーを見る)
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15 人中、14人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:文庫
やおいを切り口に現代を読み解く本です。

やおい、BL少女のやおいにはまる動機、心理面を分析してあります。
やおい少女の、なぜやおいなのかの訳、弱みと言える部分まで書き出されているので、
自分を知らされる本かも知れません。また読みにくい本かも知れません。
やおいを知るのは自分を知る事、と言う意味がわかりました。

初期のやおいは、自分が少年世界の主人公になりたくて、少年に自己を仮託した少女の物語。
それ以降は、女として計られる事を拒否して、女のいない少年世界を求め、少年に自己投影する、など。

腑に落ちる事ばかりで、面白く興味深く読めました。
初出から年数が経っていますが、先を見た鋭い分析は現在も参考になると思います。
長いですが内容はわかりやすいです。

現在との細かい流行の違いがあったり、昔流行った作品名が出て来るので、
ここ10年位のやおい世界を知らないと?な事柄もあると思いますが、
今、やおい、BLって?と思う人が読めば面白いと思います。

そして、多分発行当初より10年近く経ってからの方がわかる箇所がありました。

上昇する価値観をしか認めなくなってしまった社会の行き詰まり、
今までの上昇志向を基盤としたままこれ以上膨張するのが不可能になってしまった、と言う辺り。

この辺はやおいに関心の無い一般女性でも興味ある箇所ではないかと思います。
このレビューは参考になりましたか?
15 人中、13人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
現代少女論 2005/5/14
By カスタマー
形式:文庫
自らもヤオイ作家であると同時に評論家である中島梓のヤオイ論――でありながら、これは「現代少女論」である。男性と恋愛して結婚して子供を産んで…という社会のレールに乗れなかった少女達の話であり、同時に過剰にレールに乗ってしまった「コギャル」への言説でもあります。ヤオイの歴史についても筆者の著作への過剰な思い入れが感じられるもののよくまとまっており、銭もの用語についても解説があるので、「現代少女」について興味のある向きは是非。内容にはまだまだ理論の甘さヤオイ以外の理論への誤解が深いので、本当に関心のあるならば、これを読んで自ら書くことでより理解を深められそうだ。文庫版で特筆すべきはヤオイ作家でありエヴァンゲリオン評論等で注目を浴びた「野火のびた」による解説がついたこと。これは中島論への軽い反論にもなっており、もう一度読み返して照らしあわせることができる。
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12 人中、9人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By k84
形式:単行本
 ずっと心の底に引っかかっていたことが、言語化されていくような快感がありました。
 大人より子ども、子どもの中でも男の子より女の子が弱く、それにより若い女性に歪みが集中するという構造がよくわかりました。拒食症との関連も、何となく同じ匂いがするという気がしていたので、理解できました。何とかレンジャーに女性が1人しかいないというのは、私も気になっていましたし。
 しかし、ひとつ問題は、それではどうするべきかという話が全くなかったということで、私は読んだ後しばらく落ち込みました。
 精神的に元気のない時は、読むのをさけた方が賢明だと思います。
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