『タッチ』をまともに読んだことが今までありませんでした。
ところどころ、拾い読みで済ませていたのですが、今回最初から読み始めて何故そうだったのかわかってきました。
これは、キツイですね。十代の初恋は心が壊れてしまうような痛みが伴っています。
カッちゃんのような、スーパーマンのような弟、それも双子の弟がいて、同じ相手を好きになり、彼女の気持ちがそこはかとなくわかり、三人の間では雰囲気的にわかっているのに、回りがまったく正反対に見ているという状況。
少なくとも、タッちゃんのようになるでしょう。
原田くんがいてくれなかったら、壊れてしまうかもしれないな、と何故かタっちゃんに肩入れしてしまいます。
真面目に読むと、タッちゃんの苦しい胸のうちが伝わってきて辛くなります。
小説を凌駕するような構成になっているんですね。