大学三回生になった達也と南。思いが通じ合ったはずのふたりだったのに、すれ違い。いつも一緒から、違う大学に。達也は野球をやめ、ごくふつうの学生生活を、南は日本代表になるまで新体操に打ち込んでいます。達也には同級生の社長令嬢(実は・・・?)が、南には新田が再び・・・で、はらはらさせられました。かつての同級生(南ちゃんに新体操を薦めた人)の姿を見て、「私の夢ってなんだったんだろう・・・」と迷う南が、ふつうの女の子らしい一面を見せてくれます。そして、南は自分の気持ちに正直になるため、新体操に対してひとつの答えを出します。
アニメのように野球がメインではなく、達也は野球と南に向き合う、南は望まれる自分像から本当に自分のしたいことを探すがテーマみたいな内容です。(やっぱり和也のことはそんな簡単にふっきれるものではななく、所々で出てきます。)
プロ野球選手になり、活躍するものの、肩の故障のために野球が続けられなくなってしまう元・勢南のエース西村君、それをずっと影で支えている元マネージャーさん(アニメ版と声優さんが変わり、声がかわいくなっています)が達也と南にある変化をもたらすことになりますが、重要なシーンで流れる曲はタッチの中でもかなりのできです。
(特にこの映画のために作られた「あれから君は・・・」は耳に残ります。)
アニメ版の雰囲気を壊さないように、野球から恋愛へうまくテーマを移行したなと私は思います。続編の「風の行方」もありますが、こちらのほうがテーマが絞られていて、終わり方もいいなと思いました。
(何よりも、達也も南もお互いの大切さを確認したという感じでした。)