1 文筆業(男前S)×フォトスタジオスタッフ
2 デザイナさん(カワイイ系S)×紙屋さん(年上でヒゲ)
3 どS+どMの同居人
4 オカマ(S)×ライター(ヒゲ)
5 翻訳業(ゲイ)×高校時代の同級生(ノンケ)
6 大学時代の同ゼミ生×幽霊
7 ヘタレ×メガネでヒゲ
なんなんじゃ、このSの文字の多さは…書いててびっくりです。 S祭り?
1の表題作は、8ページのショート・ショートを5つつなげて短編に仕上げた作品。
一度だけ関係を持った、いまは『親友』の二人の視点から交互に描き、最後に交錯させる構成が巧い。
「あのときおれたちには 言わなければならないことが 聞かなければならないことがあったのに
どちらか女だったら そんな言葉必要なかったろう
でもおれたちには それは無視していいことじゃなかった」
「乱雑で適当な毎日の中 『友人』の嘘だけを丁寧に重ねてきた
崩れないようにそっと七年間 ふれないかわりに失くしもせずに」
「今日までの『友人』の嘘
この先何十年も一緒にいるなんて無理な話だ
でもその終わりがせめて明日でないように そのための嘘だ」
この作者の、テンポと威勢のいいセリフと妙にすました独白のギャップが好きなんですが、
この作品は独白部分がよく練れていて、「そうそうBLを買うのはこういう関係の物語が読みたいからなの!」と一人合点顔。
6の『スターズ☆スピカ☆スペクトル』は、ゴーストものとしては切なさ最高ランクです。
わたしの中では西原理恵子の 『
いけちゃんとぼく』 以来の切なさ。
シリアス一辺倒で徹底的にすれ違う二人の想いを描いています。