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タックスヘイブンの闇 世界の富は盗まれている!
 
 
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タックスヘイブンの闇 世界の富は盗まれている! [単行本]

ニコラス・シャクソン , 藤井清美
5つ星のうち 4.9  レビューをすべて見る (15件のカスタマーレビュー)
価格: ¥ 2,625 通常配送無料 詳細
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商品の説明

内容紹介

世界中で行われている金融取引の半分はケイマン島やバージン島などのタックスヘイブン(租税回避地)を経由している。世界三大バナナ会社からマードック率いるニューズコーポレーションまで、タックスヘイブンを利用しない大企業などなく、そこを経由した資金が様々な政治腐敗を生み出し、途上国の貧困をますます悲惨なものにしている。世界金融の中心地に君臨するニュヨークのウォール街やロンドンのシティ、また近年著しい発展を遂げているドバイ、上海、香港などの振興金融都市は、いたるところに存在するタックスヘイブンをどのように利用し、世界から巨万の富を「盗み取って」いるのか? 『フィナンシャル・タイムス』紙、『エコノミスト』誌などの名門メディアで活躍する国際ジャーナリストが、タックスヘイブンの闇に迫る渾身のノンフィクション。
〈目次〉
プロローグ 表玄関から出て行って横手の窓から戻って来た植民地主義
第1章 どこでもない場所へようこそ・オフショア入門
第2章 法律的には海外居住者・ヴェスティ兄弟への課税
第3章 中立という儲かる盾・ヨーロッパ最古の守秘法域、スイス
第4章 オフショアと正反対のもの・ジョン・メイナード・ケインズと金融資本に対する戦い
第5章 ユーロダラーというビッガーバン・ユーロダラー市場、銀行、および大脱出
第6章 クモの巣の構築・イギリスはどのように新しい海外帝国を築いたのか
第7章 アメリカの陥落・オフショア・ビジネスに対する姿勢を危惧から積極的参加に切り替えた変えたアメリカ
第8章 途上国からの莫大な資金流出・タックスヘイブンは貧しい国々をどのように痛めつけるか
第9章 オフショアの漸進的拡大・危機のルーツ
第10章 抵抗運動・オフショアのイデオロギーの戦士との戦い

内容(「BOOK」データベースより)

タックスヘイブン(租税回避地)が、犯罪の世界と金融エリートたちを、外交・情報機関と多国籍企業をつないでいる。紛争を促進し、金融の不安定を生み出し、大物たちに莫大な報酬をもたらしている。それは、まさに世界を支配する権力の縮図なのだ。

登録情報

  • 単行本: 464ページ
  • 出版社: 朝日新聞出版 (2012/2/7)
  • ISBN-10: 4023310026
  • ISBN-13: 978-4023310025
  • 発売日: 2012/2/7
  • 商品パッケージの寸法: 19.5 x 13.9 x 3.3 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.9  レビューをすべて見る (15件のカスタマーレビュー)
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最も参考になったカスタマーレビュー
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By Max-T トップ1000レビュアー
Amazon.co.jpで購入済み
著者はニコラス・シャクソンというFTのジャーナリスト。

犯罪マネー、汚職マネー、脱税マネー、節税マネーなど黒からグレーまでのありとあらゆるマネーがタックスヘイブンの守秘義務を隠れ蓑に流れ込んでいることを語っている。守秘義務というよりは、タックスヘイブンは設立法人の情報をほとんど求めないことにより、ダークサイドのマネーにとって「そもそも情報がないことによる究極の守秘法域」を提供しているという。

先進国や国際機関からの途上国への援助資金も、ざるで水を汲むようなもので、必要な活動に投じられるのは一部に過ぎず、残りは腐敗官僚、政治家に着服されて国外に流出し、そのルートにタックスヘイブンがなっている。

ロンドンやウォールストリートの金融業界は、規制が極めて緩く、金融資本にとってやりたい放題のタックス・ヘイブンのネットワークを隠れ蓑に使って、ブラックマネー、グレーマネーの流れに手を貸し、自らもそこに各種のペーパーカンパニー(SPCなど)を作り、やりたい放題やってると批判する。

中央銀行(Bank of Englandが特に批判されている)や先進国の金融監督当局も、この国際金融のダームサイドに対して目をつぶったり、あるいは「ロンドンの国際金融ビジネスでの優位を維持するため」に積極的に関与してきたと言う。

タックスヘイブンは独立国、あるいは自治領であったりして、外国政府や金融監督当局は直接関与できないというのは、実は虚構で、金融資本は国内の政治家と結託して背後で影響力を行使し、タックスヘイブンを使い勝手が良いように支配しているとも語っている。

米国ではデラウエア州が事実上の「国内タックスヘイブン」になっているとして1章があてられている。

金融に関する著者の見解には、いくつか的外れな個所もあるが、莫大な取材と文献調査を積み重ねていることは読めばわかる。 著者は思想的には左派であるが、現在の国際マネーフローのダークサイドを指摘する内容は一読に値する。私も本書を読んで、金融ビジネスの透明化のためにタックスヘイブンに対する国際ルールの強化が必要だと感じた。
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7 人中、7人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By 西山達弘 トップ500レビュアー
ロンドンオリンピックが終わった一方で、LIBOR問題は一向に収まる気配はない。
本書は、タックスヘイブンとされる地域がいかにしてつくられたのか、いま世界でどのような位置づけにあるのか、今後どうするべきなのかまで分析と提言を行った力作である。

多くの取材を通じて、その一端が明かされる裏の世界は、まさに資本主義の負の側面が端的にみられる。

それにしても、タックスヘイブンについてわれわれが常識的に考えていたものとはずいぶん様相が異なることに驚かされる。

まずは、永世中立国として名高いスイス。もちろん大国のはざまにあった立地からその道を選んだということもあるが、一方でその秘匿性から租税回避地としての役割も持っている。第二次世界大戦ではナチから逃げてきた多くのユダヤ人を追い返し、ヒトラーほかドイツ企業の資金を受け入れていたという。

そして、一番の租税回避地はニューヨーク、二番目がシティというから唖然とする。
なかでも、ポンド危機を救うために誕生したユーロダラーがビッグバンの源流となり、その成功を横目でみながら、アメリカ自身も自国の中で抜け道をつくっていった話などは、マネーがマネーを生む金融資本主義をこの両国がいかに作り上げていったのかよくわかる。

もはや、資本主義は行き着くところまで行ってしまったと感じる。
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12 人中、11人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By
オバマ大統領がケイマン諸島にある一つの建物を取り上げ、1万2千以上の企業を
入居させていると批判したそうです。曰く、史上最大の建物か、でなければ史上最大の
税金詐欺だ、と。するとケイマン諸島の金融庁長官がオバマは自国のデラウェイ州に
関心を向けたほうが良いと反論したそうです。曰く、デラウェイ州のあるオフィスには
21万7千の企業が入っている、と。
何というか読んでいて悲しくなってきます。
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好き嫌いがはっきりすると思いますが、
合法的世界金融の現実です。
投稿日: 14か月前 投稿者: ハーロック
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