既にタクシー車両が供給過剰で再規制をする動きが活発化していますが、減車や新規参入をしてもタクシーが好転する材料は余りないのが現状です。また、旅客数においても減少の一途を辿っている事もあり、仮に規制緩和前の車両数に戻ってもなお、供給過剰です。言うまでもなく規制緩和でガタガタになってしまったのは事実です。
また、免許制度や地理試験など広範囲に渡って分析してこちらの方を読んでも考えさせられる事も多いです。
この書で一番読んで欲しい箇所は、NHKの番組で登場した関西のタクシー業界では知らぬ者はいないという薬師寺薫氏と著者との対談です。慢性的な運転手不足、平均年齢の高齢化に加えて若者や中高年さえからも就業先には忌避されている現実等を思い知らされます。
タクシー問題を知るには最良の本だと言えます。