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タクシデルミア~ある剥製師の遺言~(通常版) [DVD]
 
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タクシデルミア~ある剥製師の遺言~(通常版) [DVD]

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登録情報

  • 出演: ツェネ・チャバ, トローチャーニ・ゲルゲイ, マルク・ビシュショフ
  • 監督: パールフィ・ジョルジ
  • 形式: Color, Dolby, DTS Stereo, Widescreen
  • リージョンコード: リージョン2 (このDVDは、他の国では再生できない可能性があります。詳細についてはこちらをご覧ください DVDの仕様。)
  • 画面サイズ: 1.78:1
  • ディスク枚数: 1
  • 販売元: CCRE
  • DVD発売日: 2008/11/05
  • 時間: 92 分
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.2  レビューをすべて見る (5件のカスタマーレビュー)
  • ASIN: B001E0HS64
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: DVD - 26,253位 (DVDのベストセラーを見る)
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商品の説明

内容紹介

「ハックル」で2002年度、全米批評家支持率100%を得た、パールフィ・ジョルジ監督が描く、本物が認める本物の奇怪映画!

ハンガリーの若き剥製師・ラヨシュ。彼には、第二次世界大戦で一兵卒だった祖父、共産主義時代に大食いアスリートだった父と母がいる。
激動の時代に生きた肉親たちの数奇な人生と、ラヨシュの平凡な毎日…。なぜ、ラヨシュは「剥製」を作り続けるのか? 彼がめざす究極の剥製とは―?
第二次世界大戦中に当番兵だった愚鈍な祖父は、上官にしかられこき使われる毎日。奇妙な空想の世界に生き、愛に飢えている。
その祖父が上官の妻にそそのかされ関係を持ってしまった末に生まれた父は、戦後の共産主義時代に大食い・早食い競技のトップアスリートとしての成功を目指す。
そして同じく大食いアスリートの母との間にできた物静かで痩せこけた剥製師の息子は、偉大なる“不滅性”に憧れを抱く。

内容(「キネマ旬報社」データベースより)

ハンガリーに生きる家族の3世代の男たちが繰り広げる数奇な物語を綴ったアートコメディ。当番兵だった祖父が上官の妻と関係を持った末に生まれた大食いの子供。そんな彼が成長し、生まれた息子は剥製師となり、自らの胴体の剥製を目指す。

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19 人中、16人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:DVD
ハンガリー映画史上最高額の費用を投じて製作された、奇妙奇天烈で真面目な人間ドラマ。
取り上げられるネタは自慰/ゲロ/剥製とお世辞にもお上品と言えるものじゃありませんが、テーマは深いですよ。

祖父と父はそれぞれ性と食という「生」に纏わるオブセッションが畸形的に膨れ上がった人達。
孫は剥製という「死」或いは「生の反転」へのオブセッションに囚われた精神の畸形。
この孫のエピソードのみがパールフィ・ジョルジ監督のオリジナルで(祖父・父の物語はパルティ・ナジ・ラヨシュの小説が原作)、三代に渡る血脈の中で孫の立ち位置のみ毛色が違います。
孫のパートは監督自身の世界観を挿入したものだそうですが、現代を舞台にしており、現代人の神経症的な潔癖さ、サニタリーで医療フェチな感覚があって個人的には一番共感しやすいエピソードでした。

というか…祖父の○ン○から火吹きとか、ありえん。
父は大食という才能を活かし、国家の威信をかけて戦うアスリートとなるのですが、食うことは彼にとって単に競技という手段を超え、自己の存在意義になってしまいます。
動物は自己を複製するために生殖し、自己の生命を維持するために食べます。
けれども性の妄想によって己の惨めな生に救いを求めたり、食べることにアイデンティティを懸けたりは決してしない。

こういった習性を捉えて、岸田秀はヒトを「本能の壊れた動物」と呼びました。

その「本能の壊れた動物」の壊れた姿・取り憑かれた存在としての滑稽と悲哀を執拗に描くことが、この『タクシデルミア』の真のテーマでしょう。
際限なく繰り返される自慰や嘔吐は、それを絵にする手段に過ぎない。
だからそれらはクールに、ある意味突き放した視線で描かれています。
クールで冷徹な映画です。
孫のパートに登場する、自己をアレする自動機械(東欧繋がりで、カフカの『流刑地にて』を連想させますね)の冷たく精緻な描写にも、それが端的に現れています。

アモン・トビンによるトライバルで鋭角的な劇伴音楽も魅力的であることを、申し添えておきます。
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形式:DVD
ハリウッドや日本とはまったく違う手触りの作品を作る映画作家に出会うことがある。東欧ハンガリーのパールフィ・ジョルジ監督はそんな鬼才の一人だ。チェコの映像作家シュバンクマイエルを想起させると言えば、想像しやすいだろうか。グロテスクできわどい映像でつづられるアヴァンギャルドなこの物語は、あまりにクセがある映画なので、万人にはお勧めできない。だが、気骨ある映画ファンなら、間違いなく刺激を得られる1本とも言える。

物語はオムニバス形式で、三代に渡る親子の数奇な生き様を描くもの。彼らの人生を通してハンガリーの歴史をも見据える、壮大で奇抜なクロニクルだ。第二次大戦下の人里離れた前哨地点で、上官から奴隷のようにこき使われる祖父は“性欲”を、大食いチャンピオンの父は食べては吐く妄執的な行為を繰り返して“食欲”を満たそうとする。そして、ひ弱な孫は剥製師となり、トンデモナイ芸術作品を作ろうとするのだが…。

この作品をカテゴライズするならば、ダーク・ファンタジーということになろう。徹底した悪趣味にはどこか突き抜けた陽気な気配が漂っていて、嫌悪感を感じながらも目が離せなくなる。嘔吐や生物の解体など、俗悪の極みの映像の中で、火を吹くまで性器が勃起する祖父の笑い声や、巨漢で動くことさえ不可能な父が猫を大食漢にしようと奮闘するなど、バカバカしくもユーモラスな描写があって、退屈しない。だが、剥製師の息子ラヨシュのエピソードになるとトーンが変わる。彼は、剥製、すなわち、生物の肉体の保存を追求することで、永遠を目指しているのだ。と同時にこの人物は死にとりつかれている。最終的に彼がたどりつくその行為や思想はあまりに奇抜だが、すべてのタブーを踏み越えて挑む“究極の芸術”には崇高なものさえ感じる。

タクシデルミアとは剥製術のこと。決して気持ちの良い映画ではないし、一般的な感動や美しさとも無縁。だが、社会風刺や権力批判を、悪夢のような映像美学で魅せるこんな作品も、確かに「映画」なのだ。人間の欲望を思いがけない形で覗き見したような問題作。無視するにはあまりに惜しい。

(2006年/ハンガリー・オーストリア・仏/パールフィ・ジョルジ監督/原題「TAXIDERMIA」)
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3 人中、1人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:DVD
超現実というか、混沌そのもののような映画でした。 そしていかがわしいとかグロテスクとかで表現できない嫌悪感を抱きました。 人の欲求を極限まで醜く描いたと言う印象を受け、あまりの嫌悪感に所々混じっているブラックユーモアも全く通用しませんでした。 執拗に繰り返される醜い性描写と嘔吐は、人がいかに醜い動物かを、過剰なほど脳裏に叩き込んでくれました。 それでも目を背けられない不思議で神秘に満ちた映像でした。真っ白な背景に剥製のシーンは、一度見ただけで細部まで目に焼き付きました。 紛れも無い傑作ですが一度で限界、目に余って神経がまいりました。
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