タイは国民の大多数が仏教徒です。そして、青年期に多くの男性が僧侶を経験します。
つまり、仏教はきわめてポピュラーなものなのです。しかし、タイの仏教は教理上、「上座仏教」、すなわち、僧は自己の解脱のみを目的として修行をするという仏教です(その逆が大乗仏教)。
一見矛盾するこの2つをどう現実的に折り合いをつけているのか、など、日本とは全く異なった仏教事情を、タイにおける仏教の宗教改革などを盛り込みつつ、多角的に紹介しています。
日本とは全く異なったと書きましたが、興味深かったのは、日本の読経が漢訳仏典の音読みで意味が全くわからないのをありがたがっているのと同様に、タイにおいても、民衆にはわからないパーリ語で読経をしている点です。どちらも読経は意味がわからないのありがたいのですね。