タイヨウに帰っていった彼女の遺した歌は、
彼女の大切な人達に確かに伝わっている。
「雨音薫として生きる」と言ったYUIの言葉通り、「演じている」といった感じは殆どなく、そのため劇中でも自然とYUIではなく、薫という少女に見えてしまった(駅前公園などで胡坐をかいて弾き語っているシーンでは、元々のYUIのスタンスでもあるため、オーバーラップして見えた、という表現で正しいと思う)。
一部でXP(色素性乾皮症)の描写が出来ていない、という意見も多々あるが、そこをハードに突き詰めてしまうとこの映画自体が成り立たないので、このくらいソフトで良いと思う。
見終わった後の感動は、きっと1つだけの感情ではないはず。悲しいと思ったり、優しい気持ちになれたり、誰かに愛されているという喜びだったり。そんな気持の中核に、前に進む強さというものが(少なくとも僕の中には)強く残った。というか、公開が終わった今でも強く残っている。特に「Good-bye Days」を聞くたびにその感情が蘇ってくる。
肉体は死んでしまっても、魂は生き続ける。
そしてそれは決して「終わること」ではない。
きっと、この映画はそんなことを教えてくれるはずです。