かつて“フェアウェル・トゥ・キングス”で虜になってから何十年、
飽きずに全てのアルバムを聴き続けてこれたのは、常に彼らが進化し続けてきたからでしょう。
トリオ編成なのに音が厚く、調和のとれた高度な演奏、独自の世界観を持つ曲のすばらしさは
未だこの分野で他者の追随を許してすらいません。
ここ数年多くのDVDが発表されましたが、今回はちょっと奮発してこのブルーレイを入手してみました。
冒頭からニヤケてしまうマニアックで細やかな演出のステージ、
どんどん押し寄せてくる名曲の数々に圧倒されます。
後半の“ムーヴィング・ピクチャーズ”全曲演奏も、
スタジオ録音に忠実ながら、いとも容易くそれを再現してしまう演奏力の高さ。
“リーブ・ザット・シング・アローン”や“フリー・ウィル”でのベースプレーをみる限り、
ケディーの本職はやはりボーカリストでもキーボーディストでもないと感じます。
音作りの天才アレックスの表現力の幅も進化中なのは凄い。
職人ニールが黙々と手足を動かし続ける様はもはや悟りの境地ですね。
世代を越え、思い思いにコンサートを楽しむオーディエンスの笑顔も素敵!
そうですよね、こんな演奏を間近で観ていたら自然に顔がほころんできますよね。
還暦間近とは思えない元気な3人が垣間見せるアイコンタクト…
もはや家族同然の一体感なのでしょうね。
日本ではややマイナーな存在の彼らですが、このDVDで真の音楽とは…ロックとは…
多くの日本人にも知って学んでもらいたいですね。