上原ひろみの音楽を愛しています。スクリーミングヘッドレス〜は90年代に聴き込みました。
しかしこの2つのスパイスは上手く混ざり合っているとは思えません。
このアルバム最大の欠点は、「ギタートラックを抜いても成立してしまう」所でしょう。
まるでジミヘンの残した音源にオーバーダブを施した様な、モナリザに髭を書き足した様な。
上原の弾くノードリードとギターがレンジ的にもぶつかって邪魔。
TV東京の番組ではアルバムや他の番組に比べギターが小さい音量でミキシングされて
いましたが、丁度いい感じでした。
よくよくジャケットを見ると企画物、別プロジェクト的な表記もあるので
アーティスト側は区分けして録音したつもりなのでしょうが、
レコード会社としては上原の名前で売りたかったので特に区分けする事も
なかった事。それが我々を困惑させた要因のひとつではないでしょうか?
2006年の「東京JAZZ」のステージでもわかる通り、トリオでの演奏は行く所まで行き、
曲も化けまくり物凄かったので、本作をリリースする前にトリオでのDVDなりライブ音源
なりをリリースして、その間に4人でのプレイを熟成させておいて欲しかったですね。
今回限りの企画物である事を祈ります。