本書の前半で著者は、アインシュタインの特殊相対性理論や一般相対性理論、カール・シュヴァルツシルトのブラックホールに対する見解、ホーキングの理論など、物理学の巨人たちのさまざまな理論を検証しながら「タイムトラベル」に関する自らの見解と課題となる点を述べている。決して易しくはないが、読者の知的好奇心を大いに刺激してくれる論考である。
第3章から展開される具体的なタイムマシンの作り方は、さらに興味深い。ここでは、タイムトラベルを実現させる際のさまざまな問題点や矛盾点を鋭くえぐり出しており、具体的にどんな装置が必要なのか、起こりうる問題は何なのかを明らかにしてくれる。
最終的に読者は、タイムトラベルの難しさを改めて実感し、がっかりするかもしれない。だが、古今東西の巨人たちが取り組んできた時間と空間の謎に迫ることができるだけでも、本書を読む価値は十分にある。(土井英司)
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物理は少しやったことがあり、高速に近い物体に乗れば未来に行けることは理解していましたが、重力などの物理法則を駆使して過去にも行けるとは驚きでした。
他にも量子力学など興味深い物理現象が挙げてあり、物理への興味が増してきました。
また、最終章でタイムマシンが完成した暁に起こるであろう問題点を個別に検証しているのも、タイムマシンの現実性を高めてくれます。
難しい法則を使って、こんな素敵なことを真面目に考えている人が大勢いることを知るだけでも感動ものです!
ただ、内容が平易な分、疑問に思う点や分からない点が出てくるのも確かです。そうした点をさらに深く自分で調べてる余地が残されて!いるのも、この本の楽しい点かもしれません。
職業科学者が少数ながらも真剣に考えてる事を知って、
人類の進歩はいつだって少数の夢から始まったんだ!
だから、タイムマシンも夢じゃない、と思えました。
可能性を探るってほんと楽しいなあと思える本でした。
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