船が沈む直前まで、人々の心をなだめようとバイオリンを弾き続けた奏者達、
責任感から自分が設計した船と運命を共にした技師アンドリュース、
自分の過ちの自責の念で船に残り沈んでいった船長、
混乱を沈める為とは言え人を殺してしまった自分を許せず頭を撃ち抜いて自殺した船員、
死を覚悟して抱き合いながら部屋に残った母子や老夫婦、
そしてローズを助けるために氷海で凍死し沈んでいったジャック
それぞれの運命を絶たれ死んでいった数千人の犠牲者
それぞれの美しく悲しい死に様は非常に感銘や悲しみを与え、
涙なくしては見れませんでした。
ただローズについては
確かに家を残すために、したくもない結婚をしなければならず
自由に生きる事が出来ず、とても可哀想だとは思います。
ただ、だからと言って、婚約者ホックリーは彼女を愛そうとし
彼女に愛されようと、高慢とは言え彼なりに努力をしていたと思います。
それを無残にもこれ見よがしに裏切り、
最終的には仕方なかったとは言えジャックをも死に追いやってしまいました。
ストーリー全体的には非常に美しく悲しく、感銘を受けるものですが
正直ローズについてだけは、女性中心の、男性が女性のために犠牲となる美しい犠牲愛が強く感じられ
女性と男性がお互いに、平等に何かを与えあい、愛し合う
その様な対等の愛が感じられなかった所だけが残念で仕方ありません。