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タイゾー化する子供たち The Wandering Students (光文社ペーパーバックス)
 
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タイゾー化する子供たち The Wandering Students (光文社ペーパーバックス) [単行本(ソフトカバー)]

原田 武夫
5つ星のうち 3.9  レビューをすべて見る (7件のカスタマーレビュー)

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商品の説明

出版社/著者からの内容紹介

教育論議に「愛国心」「百マス計算」など必要ない!

日本の最高学府・東大で教壇に立っていた筆者は、学生たちの声に耳を傾けるう
ち、ある異変に気付いた。「タイゾー化した子供たち」が、東大に多く見られる
ようになったのである。「タイゾー」とは、あの自民党議員の杉村太蔵氏のこと
である。彼ら東大生たちは、IPO長者、デイトレ長者、ヒルズ族……このような
「突然の、段取りなき成功」だけを求め、その成功を他人に見せびらかすことし
か考えなくなっている。日本のエリートにこのような異変が起こしたのは、いっ
たいだれなのか?
 

内容(「MARC」データベースより)

アメリカの思惑どおりに改造された日本の教育からは、「マネジャー国家」アメリカの手足となる「ワーカー」しか輩出できない。今こそ子どもたちに、世界の現実を正直に伝え、「真のエリート教育」を施す必要性を説く。

登録情報

  • 単行本(ソフトカバー): 266ページ
  • 出版社: 光文社 (2006/9/22)
  • ISBN-10: 4334933912
  • ISBN-13: 978-4334933913
  • 発売日: 2006/9/22
  • 商品の寸法: 18.6 x 12.8 x 2 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 3.9  レビューをすべて見る (7件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 665,883位 (本のベストセラーを見る)
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26 人中、21人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:単行本(ソフトカバー)
明治以降の日本のエリート教育と、戦前、戦後を通じた米国による日本の教育制度への干渉について、日本の視点から分析を加えている。

著者は東京大学出身。外務省勤務時代には、北朝鮮関係を担当し、米国の日本・アジアへの戦略の現実に触れてたとのことだ。同級生の優秀な人間が、米国留学後にすっかり変わってしまったと嘆く。

この本を現役の学生、特に高校生、中学生に読んで欲しい。嘆いていても、批判していても何も変わらない。教育を受ける権利を有しているのは誰か、もう一度良く考えるきっかけになるだろう。

エリートは国家が育成するものかも知れないが、教育は教わる側が自分で選べるのだということに気がつく一冊。気がつかないあなたは「ワーカー」になっちゃうのだろう。

同じ「タイゾー化」なら、「スギムラタイゾー」ではなく、「イチノセタイゾー」になって欲しい、と心から思う。
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33 人中、26人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By recluse VINE™ メンバー
形式:単行本(ソフトカバー)|Amazonが確認した購入
教育という領域を利権の構造と認識した著者の視角はユニークです。そしてここにもアメリカの影響力がいつも存在したわけです。著者によると、ドイツと日本は、この領域でも、戦後のアメリカからの介入にまったく別の対応をしたというわけです。確かに、金融の世界でも、ドイツの銀行は、あまたの問題にもかかわらず、最後の最後まで、アメリカ流のディスクロージャーには反対の態度を貫き通しました。つまりアメリカ流のディスクロージャーが必然的にもたらすであろう破壊とアメリカによる全面的な富の収奪を逃れたというわけです。著者は、現代を”洗練された帝国主義”の時代と捉えており、そこでは、国富(金融資産)を列強(今回はアメリカだけ)が他国から収奪するための競争が行われていると認識します。つまり、基本的には、開国直後の明治の日本がおかれた状況と同じと見ています。ただその戦いは、金融資本(帝国)主義という形態をとり、その収奪のプロセスが敵国のcollaborator(corroboratorではない)を、利益の分け前を与えながら、残地謀者として利用するという、より洗練された流儀をとるためか、本質的な”友敵構造”が見にくくなっているというわけです。しかし、著者の認識構造の中では、米国が、基本的な”敵”として位置づけられていることは明確です。そして敵の特定とそれに対する国家としての対応こそが、戦略の本質の第一歩だというわけです。本書の残りは、この敵に同対応するかについてのいくつかの戦術論が繰り広げられています。
このレビューは参考になりましたか?
7 人中、6人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By モワノンプリュ VINE™ メンバー
形式:単行本(ソフトカバー)
 タイトルがバカバカしく楽しそうなので、つい購入して読んでしまいました。でも、タイゾー化する子供たちがどんな風かは冒頭でちょっと触れられるだけで、あとは日本の教育を破壊する米国の策謀がエンエンと「暴露」されていきます。いや、陰謀論です、間違いなく。
 陰謀論というのは神学と似ていて、つまり森羅万象、ありとあらゆる事象の背後に一貫した、単一の「意思」の存在を読み取ろうとするんですよね。で、そういう思考法って、ある種の学問的な方法論と同型なんですよね、確かに。
 で、本書ですが、「タイゾー化」っていうキーワードはキャッチーだと思うんですよね。これを入口に現代若者気質を論じても、ソコソコ面白い本になったはずです。しかし著者は、ここから一気に、米国の謀略! ッてところに駆け上るんです。
 米国が国益のためにいろいろ裏で策を弄し、各種の通信網で大規模な盗聴も行っているのは事実でしょう。世界中から優秀な若者を迎え厚遇すれば見返りを求めるのは当然だし、コネの拡大自体が大きな力です。日本属国論にも説得力を感じます。学校法人会計基準の改正も、学生の外資志向も、どれもこれも問題です。著者の提示するパズルの各ピースは、興味深いものが多い。
 でも、それを組み上げて描き出される米国の謀略の全体像は、とてもこの世のものとは信じられません。全てを見通し、全てを掌中で動かしています。社会工学的な知が複雑性の問題をクリアし、これほどの無謬性に達していたとは! こんな神のごとき国家を敵にしては、誰でも意気阻喪するだろうと思いました。
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