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9 人中、7人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0
ありそうでなかったCMソングの歴史の本,
By 佐藤ムネユキ "django" (東京都) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: タイアップの歌謡史 (新書y) (新書)
戦前から現代にいたる、日本のポップミュージックの歴史が、いかにCMやドラマ・映画のタイアップに支えられ、広告の論理の中で生れ落ちてきたのかを示した一冊。フォーク・ニューミュージックの歌手がテレビに出なかった本当の理由や、ビーイングが松田聖子や矢沢永吉が売れた本当の理由などのくだりを読むと、これまでのあなたの知識はくつがえるはずです。 大瀧詠一や山下達郎らナイアガラ関連の話題も多くて、歌謡曲ファンというよりも日本のポップスファンなら誰でも楽しめる内容だと思います。
5つ星のうち 4.0
歌手 楽曲も商品なのです,
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レビュー対象商品: タイアップの歌謡史 (新書y) (新書)
数年前矢沢永吉がいきなりSONYのCMに出てきて驚いたことがあった。所属レコード会社が東芝EMIの印象が残っていたからだ。(放映時には移籍していた)同様に所謂 オトナの事情というやつで、歌謡界を、裏読みすると面白い。というのが、この本の主旨。プロダクション テレビ局 広告代理店 音楽出版社 飲料メーカー 菓子メーカー イベントキャンペーン 化粧品メーカー TV主題歌 番組(映画)企画ユニット リゾート産業メーカー 等と歌謡曲のタイアップの歴史と事例を年代順に解説されており、歌謡曲好きには、この辺の下地知識は、必須ではないかと思われるもので大変に参考になる。 肝は、歌手 楽曲も“商品”であるという認識を忘れがち、いくらNHKで、宣伝になるから…なんて理由で、固有商品名伏せても、流行歌を流す時点で、“商品”である歌手や楽曲の宣伝となってしまう矛盾。 事例については、他者のレビューでふれられているので、割愛するが、この本を読んで、なせ吉田拓郎は、つま恋で、コンサートを行ったのが腑に落ちた。(拓郎→フォーライフ→ポニーキャニオン→ニッポン放送→フジテレビ→フジサンケイG→ヤマハ音楽振興会→つま恋) 新書として、いい企画であったと思われ、一読をお勧めする。
5 人中、3人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
覇権争いとしての歌謡史,
レビュー対象商品: タイアップの歌謡史 (新書y) (新書)
本書は日本の歌謡曲の芸術面ではなく産業面に焦点を当てて書かれたものだ。昔、フォーク歌手がテレビ出演を拒否していた理由がテレビvs.ラジオであったとか、日本テレビの番組『スター誕生』の誕生の理由が日テレvs.渡辺プロだったとか、それぞれの‘歌謡曲下’で様々な争いがあったことが分かりおもしろく読める。欧米のテレビ局が音楽著作権を持って収益を得ることを禁止している理由は納得のいくものではあるが、日本ではそれが当たり前になっており誰もそれで困っていないのだから見直されることはないのだろう。ただJ−POPがワールドワイドにならないだけだ。 『ジョンとメリー』(ピーター・イエーツ監督)が日産のスカイラインのキャンペーンに利用されて、フォークデュオBUZZによって「ケンとメリー」という曲まで作られているとは知らなかったが、同じ映画にインスピレーションを得た大塚博堂は「ダスティン・ホフマンになれなかったよ」という彼の代表曲を残している。 松任谷由実や松本隆などニューミュージック陣営の楽曲を積極的に取り入れて大成功したのは松田聖子だが、その2人が歌謡曲に踏み込む最初のきっかけとなったのはアグネス・チャンだと思う。
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