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ゾロアスター教 (講談社選書メチエ)
 
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ゾロアスター教 (講談社選書メチエ) [単行本]

青木 健
5つ星のうち 4.8  レビューをすべて見る (10件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

出版社 / 著者からの内容紹介

世界は光と闇の永遠の闘争の舞台である
すべてがわかる決定版
光と闇の闘争、天国と地獄、最後の審判、メシア思想「宗教」の源流は古代ペルシアにある。「アーリア性」をキーワードに、現地調査と最新の知見をもとに描くゾロアスター教の全貌。
[本書の内容]
●古代アーリア人の宗教
●ザラスシュトラ・スピターマの到来
●白魔術としてのゾロアスター教儀式
●国教の座の獲得
●サーサーン王朝下のゾロアスター教文化
●インド亜大陸のパールスィー

内容(「BOOK」データベースより)

光と闇の闘争、天国と地獄、最後の審判、メシア思想―「宗教」の源流は古代ペルシアにある。「アーリア性」をキーワードに、現地調査と最新の知見をもとに描くゾロアスター教の全貌。

登録情報

  • 単行本: 228ページ
  • 出版社: 講談社 (2008/3/11)
  • 言語 日本語
  • ISBN-10: 4062584085
  • ISBN-13: 978-4062584081
  • 発売日: 2008/3/11
  • 商品の寸法: 18.8 x 13 x 2 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.8  レビューをすべて見る (10件のカスタマーレビュー)
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形式:単行本
イラン系越境英語作家ナヒッドゥ・ラチュリンの小説を読んでいたら(『炎を超えて』Jumping over Fire、City Light Books 2005)、ゾロアスター教に起源を持つ火の上を飛び越える新年の遊びに主人公が興じる場面があって、現代のイランにもゾロアスター教がまた生き残っているのかと知ってちょっと驚いた。イスラム神権政治の行き過ぎに対する抵抗として敢えてゾロアスター教の遺物を持ち出してきたのかとも思ったが、古典の『ハーフィズ詩集』(東洋文庫)を読んだ時も、ゾロアスター教徒の営む酒場が出てきたり、イランにおけるイスラム社会とは伝統的に決して一枚岩ではないのだと認識を新たにするとともに、そもそもゾロアスター教がいかなるものか気になりだした。

今度、ゾロアスター教関連の本を数冊読んでみたが、青木健『ゾロアスター教』が入門書としても、また、知的な読み物としてもいいと思った。上記の新年の祭り(ノウ・ルーズ)についても、また『ハーフィズ詩集』についても(ゾロアスター教は、イラン・スーフィズムとして生きながらえる)分かりやすく教えてくれている。さらに知的なスリルを味わえたのは、まだらに見え隠れするゾロアスター教における近親婚の伝統だ。著者は、この本のなかでアルメニア的ゾロアスター教などの例で近親婚の伝統について数回言及している。それは、僕にとって大きな発見だった。というのも上記の『炎を超えて』は、実は、主人公の妹と異母兄弟の兄が近親的な愛を燃え上がらせる小説なのだが、ラチュリンがそういうあまりに重い題材を選択するのは大胆過ぎるように思えて仕方がなかったからだ。この『ゾロアスター教』を読んで、近親姦を直接的に仄めかす題材をとりあげる背景、伝統がよく理解できた。

最後に忘れてならないのは、著者青木健氏の型にはまらないユーモラスな文書の味わいだ。イラン・インドその他の地域を自分の足で歩きながら古代アーリア民族の宗教についてユーモラスに語る青木氏は、ゾロアスター教の享楽肯定、形式的儀礼を排した自由を彷彿させる。今日におけるゾロアスター教の古代宗教としての魅力と、青木氏の飄々としたスタイルは、何か切り離しがたいもののように思える。
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27 人中、23人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By 朱徳栄 VINE™ メンバー
形式:単行本
ゾロアスター教について書かれた書物はいくつかある。平易な文章の市民向けも多いのだけれども、ゾロアスターのみを文献史学でおいかけるには無理がある。つまり、とても少ない史料で考えなければならない。
本書は西アジア史の考古学など学際的視点から大枠を押さえる中で、ソロアスターの政治的位置や彼の善悪二元論がイランの宗教界に及ぼした影響、そしてもちろん、そうした教義がキリスト教の中に密輸入され、キリスト教の中に入り込んでいる実際の姿を、ありとあらゆる学問的方法論を使って百科全書的に記述している。
これで、我が国のゾロアスターは西洋近代の学者たちがキリスト教という視点からさかのぼって管見して行ってきた作業を、一つ広い場所に引き出して立体的に整理してしまった。とても魅力的な本である。
学術的ではあるが古文献のみではなく、フットワーク軽く考古学の発見あれば現地に飛び、自らの立論の正当性を確かめる学風に魅力を感じる。
刺激を受けて私もイラン各地を回ってみたいと思うようになった。
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16 人中、13人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By チャックモール トップ500レビュアー
形式:単行本
現存する世界最古の宗教の一つであるゾロアスター教。
名前は知っていても詳しいことはあまり知られていないこの宗教について、広くペルシアの歴史を踏まえつつ解説していくのが本書。

こういった、日本人にはあまりなじみのないテーマの概説書を書くのは、なかなか大変なことだと思う。
丁寧に説明しすぎると重くなってしまい、逆に軽妙に書こうとするあまり独りよがりになってしまったり・・・。

その点、本書は読みやすく、知的好奇心を刺激され、なおかつ説明も痒いところに手が届くという奇跡のバランス(言い過ぎか?)で成立している。
文句なしに良書だ。

もちろん、ゾロアスター教そのものにも、非常に興味深い点が多い。
土着の宗教の一つであったものが、国家宗教として確立されていく過程。
中世ペルシア文化に与えた影響、そしてその後のイスラーム文化とのあまりの違い。
意外なほどに現世の楽しみを肯定するその教義。
他のいろいろな宗教と比べれば比べるほど、いろいろな発見がある。

著者の文章は読みやすいだけでなく、時にちょっと笑ってしまうような表現も多く、楽しめる。
歴史好きや宗教に関心のある人はぜひとも読むべき一冊。
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最近のカスタマーレビュー
マニアックな題材だが、中身は読みやすく刺激的。
本書は、率直に言って読み物として面白い。

ゾロアスター教というのは、日本人にとっては井上靖の「敦煌」のような... 続きを読む
投稿日: 10か月前 投稿者: narazuke-bell
ゾロアスター教を通じ古代イラン世界に触れられる好著
<本書で得ることのできる知識はざっと以下の通り>
・古代アーリア人(イラン・北インド人のルーツ)の信仰した神々... 続きを読む
投稿日: 11か月前 投稿者: YRTS
「ツァラトゥストラ」の名を聞いたことのあるすべての人にぜひ一度読んでいただきたい一冊
古代インド・イラン高原・中央アジアの民族宗教と系譜(変遷・影響)に始まり、
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投稿日: 21か月前 投稿者: 我門隆星
ペルシア
1 神官の妥協と温存という光と影
 について、考えさせられる。

2 ペルシアの鷲と、エジプトの隼、日本の隼等との... 続きを読む
投稿日: 2009/5/16 投稿者: あきら
おもしろい!
帯のキャッチ「世界は光と闇の永遠の闘争の舞台である」に惹かれて買ってしまった。著者の博士論文をもとに刊行された『ゾロアスター教の興亡―サーサーン朝ペルシアからムガ... 続きを読む
投稿日: 2008/9/27 投稿者: ウェア・ソード
古代アーリア人の諸宗教の一つとしてのゾロアスター教
この宗教は、ニーチェの「ツァラトゥストラ」や、ナチの「アーリア人」選民思想で、教祖と担った民族名だけが有名で、教義はオカルト風に曲解されています。本書はそれを一掃... 続きを読む
投稿日: 2008/4/19 投稿者: ビブリオン
古代イラン、インドに興味のある向きはぜひ一読を。
本書は、ペルシア帝国の国教たるゾロアスター教についての概説書ではありません。... 続きを読む
投稿日: 2008/4/11 投稿者: ふぁんどり
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