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3 人中、3人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
今も謎に包まれるこの事件,
By カスタマー (京都府) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: ゾルゲ事件―尾崎秀実の理想と挫折 (中公新書 8) (新書)
現在、ロシアで20世紀最高のスパイ「リヒャルト・ゾルゲ」の人気が高まっていると、先ほど時事通信社が配信していた。ゾルゲの両親はロシア人・ドイツ人で、彼はナチス党員かつドイツの新聞記者を装い、当時のドイツ大使オットーの信任を得て、在日ドイツ大使館を本拠とし、この書の著者の兄でもある近衛内閣嘱託・尾崎秀実らと協力し日本・ドイツの情報をソ連政府に送り続けた。 最期は、日本の特別高等警察に逮捕され、尾崎秀実らとともに処刑された。 圧巻はなのは、独ソ不可侵条約を侵してヒトラーがソ連の侵略を企てていることと大祖国戦争(独ソ戦)が勃発しても、日本が日ソ中立条約を維持してソ連に宣戦かつソ連極東地域を関東軍が侵略しないという情報を伝えたところである。 が、時のソ連の最高指導者スターリンは、ゾルゲの情報を無視し、ナチス・ドイツ軍は侵略しないと決定的な判断ミスを犯すことになり、大祖国戦争(独ソ戦)の緒戦でモスクワ近辺まで侵略を許してしまう。 今でも、スターリンがゾルゲの情報を信用しなかったのは謎のままである。
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