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ソーネチカ (新潮クレスト・ブックス)
 
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ソーネチカ (新潮クレスト・ブックス) [単行本]

リュドミラ ウリツカヤ , 沼野 恭子
5つ星のうち 4.4  レビューをすべて見る (13件のカスタマーレビュー)
価格: ¥ 1,680 通常配送無料 詳細
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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

本の虫で容貌のぱっとしないソーネチカは、1930年代にフランスから帰国した反体制的な芸術家ロベルトに見初められ、結婚する。当局の監視の下で流刑地を移動しながら、貧しくも幸せな生活を送る夫婦。一人娘が大きくなり、ヤーシャという美少女と友達になって家に連れてくる。やがて最愛の夫の秘密を知ったソーネチカは…。神の恩寵に包まれた女性の、静謐な一生。幸福な感動をのこす愛の物語。仏・メディシス賞(外国文学部門)受賞。伊・ジュゼッペ・アツェルビ賞受賞。

内容(「MARC」データベースより)

本の虫で容貌のぱっとしないソーネチカ。最愛の夫の秘密を知って彼女は…。神の恩寵に包まれた女性の、静謐な一生。幸福な感動を残す愛の物語。フランスのメディシス賞、イタリアのジュゼッペ・アツェルビ賞受賞作。

登録情報

  • 単行本: 142ページ
  • 出版社: 新潮社 (2002/12)
  • ISBN-10: 4105900331
  • ISBN-13: 978-4105900335
  • 発売日: 2002/12
  • 商品の寸法: 18.6 x 13 x 1.6 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.4  レビューをすべて見る (13件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 150,400位 (本のベストセラーを見る)
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20 人中、20人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By 竹の梯子 VINE™ メンバー
形式:単行本
ヒロインはロシアにお住まいの、読書がたまらなく大好きなソーネチカです。幸運にも図書館の地下にある書庫で働くことができました。ある日、一陣の風のようにひとりの男が図書館を訪ねてきます。たまたま館長がその日はお休みだったので、ソーネチカが地階で訪問者の応対をすることになりました。そこから寓話的でもあるソーネチカの人生ドラマがコトリとささやかな音を立てて動き始めます。結婚、出産、引越し、同居など、社会主義となった赤い国の特殊な状況下のなかで淡々と日々が過ぎていきます。「淡々」と過ごせるのはひとえにソーネチカの類稀で魅力的なパーソナリティの賜物のため。静かでやさしい物語にそっと耳を傾けてみてください。
このレビューは参考になりましたか?
25 人中、24人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:単行本
本が大好きなソーネチカの一生の物語。

ソーネチカは、すごく幸せな事があればその現実を

「なんて幸せなんでしょう」と感謝して、

他人から見れば不幸な事がおきても

「こんな自分だから仕方ない」と納得してしまう。

誰かを何かを悪く言う事はない。ある意味自分を良くわかっている?

なかなか出来る事ではない。強い強い信念を持った女性なのかも。

普通なら不幸だと思えるエピソードは、普通の作家が書いたら

そこを突き詰めてしまいそうだけど、この作者はあっさり流して

しまっていて、 それがソーネチカその人の性格なんだろうなぁと

読んでいるこちら側もたんたんとその出来事を消化してしまう。

物語に入り込むというよりも、ソーネチカの家の窓から

ソーネチカの一生を垣間見たような気分にさせる物語。

文章も綺麗、物語の中の描写も綺麗なので星5つ。
このレビューは参考になりましたか?
4 人中、4人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:単行本
リュドミラ・ウリツカヤのこの作品が、後世においても高い評価を受け、文学において高い位置を与えられることはないかもしれません。しかし、この作品を読み終えた読者の心の内には、静かではありながらも絶えることのない余韻が残ることでしょう。
貧しいソーネチカは、図書館に勤めていた際に知り合ったロベルトと結婚します。夫は芸術家で反体制活動家であるため、家族はソヴィエト国内を転々とし、貧しい生活を強いられます。しかしソーネチカは、書物、夫、娘に囲まれたその生活に幸福を見出します。いえ、「見出した」というのは正確な表現ではないでしょう。彼女の送る生活に、或いは彼女が送った可能性のある生活に、彼女は決して不幸という感情を抱くことはないでしょうから。
女性が何らかの権力によって蒙る受難がこの作品のテーマであると捕らえることは、不適切ではないでしょうか。貧困、夫の不実、ソヴィエトによる圧制、こういった要素が、彼女の感情に大きな影を落とすことも、彼女の感情を引き裂くこともありません。ソーネチカの沈黙を、彼女の人生に対する服従を非難することができるかもしれませんが、それはこの作品の描くところを曲解することではないでしょうか。作家はソーネチカの傍に寄り添って歩みを共にしており、読者はその少し後ろから彼女達を眺めやるのみです。
翻訳家の柴田元幸氏の書評が、この作品の魅力を的確に述べています。「・・・・・・とにかくそういう人(ソーネチカ)が作者の頭から生まれてしまったのであり、そうやって生れた人を、作者はただそういう人として描いた。人間を祝福する上で、これ以上正しいやり方があるだろうか」。
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