システムデザイナー自ら手がけるリプレイの第2弾。つまらなくもないが第1巻に続いてどうにも不満が残る。
まず、外伝と二本立てという鳴り物入りの入れ替えシステムだが、成功しているとは言い難い。出詰めのメインキャラクターはレベルが低く、入れ替わりのサポートメンバーの活躍に解決を頼り切っている。かと言ってサポートメンバーはろくに紹介もなくキャラが立っていないから感情移入もできない。外伝も本編並みに話数を読めば解決するのかも知れないが、外伝を探してまで読む読者がどれだけいるのだろう?
実際にユーザーのプレイ環境を考えるとキャンペーン中に毎回全員出席とはまずならないから、この入れ替えシステムの方が実際のプレイに近いという言に反論する気はないが。
また、GMが仕掛ける伏線が上手くない上に壮大すぎる。プレーヤーのみならず読者も情報不足でやたらフラストレーションが溜まる。明かされる内容から考えるに1巻や2巻分では結論が見えそうにない。
あとがきで著者もこの作品は長いスパンで考えていると開き直っているが、いつまでも読者がソードワールドの名前で付いてくると考えているとしたら痛い目を見るだろう。