このシリーズ唯一の難点だった、クリフの変態性に修正がかかり、前作と比べて読みやすくなっています。
変態性の頻度が減って、濃さが上がった(笑)。
また、SNEには珍しいと思っていたのですが、
片山氏のパラサイトブラッドリプレイ「人形が微笑む街」の様に、
PCに協力してもらい、GMがやりたい設定を一つ盛り込んでいます。
言い方ヌルいか。GMがPCの一部を抱き込んで、他のPCを嵌めます。
かつて友野詳さんの央華のリプレイで使われた、
プレイヤー同士に信頼関係が培われた後でないと使えない技です。
いったん嵌めるけど、悪い様にはしないからってやつです。
この設定が、このパーティに実に良く絡むように計算され尽してあって、
リプレイの書き手として、今後の期待株と見ています。
新たな命の誕生と宿命にPCの演技が光ります。
あと注目したいのが戦闘バランス。
かつて清松氏がどこかで言っていたと思うのですが、
SWはクリティカル処理が無限に続くので、
カツカツの戦闘バランスでボス戦闘を組むと、
ダイス目で死人が続出します。
蘇生で穢れが溜まったら、即退場の主人公がいるリプレイとしては、
今のバランスは、かなりの挑戦では無かろうかと思います。
これも筋立てを取る草食農耕民族と遊びを取る狩猟肉食民族の違いかと思い、
楽しむ要素になってくるかもです。