■総評
お金に余裕があるなら買って損はない一冊かと。
特に、マスターをされる方は購入を考えても良いのではないでしょうか?
ただし、なくても別に問題があるようなシロモノではありません。
プレーヤーにもそれなりに有用な部分もなくはありませんが、
やはり大半はマスターにとって有用だと思います。
特に流派の話や、トラップのところは役に立ちそうですね。
あと、私は大陸全図を初めて見ました。これが欲しくてたまらなかったんですww
他にもいろいろな情報がフォローされていて、いい1冊だと思います。
■値段
毎回思いますが、ホントに高いですね。
懐に優しくないですし、若い層は大変なんじゃないですかね、これ。
やむを得ない事情もわかりますが、ホントにどうにかして欲しいです。
■地図
とにかく大陸全図が入ったこと。私的にはこれだけでもかなり大きいです!
フェイダン地方の全体図・・・更にアイヤールの詳細図がフォローされたのも、
フェイダン地方でのプレイをされる方にはとても役に立つのではと思わせます。
にしても、なんで全図が出るまでこんなにかかったのか・・・。
■流派
戦闘技術を教える(学べる)武術があって、その武術ごとの技を戦闘特技という形で提供する。
そういうシロモノです。
バックボーンとして、シナリオ等にも絡められそうなしっかりとした背景をもたせているのもありがたいですが、
私はむしろ、「こうしてバランスを取った内容に出来るのであれば戦闘特技だって自由に作っちゃいなよ!」、
というメッセージになってる気がして、嬉しかったですね。
オリジナルというとNPC以外ではどうしても武器や防具に偏りがちですが、もっと色々やらかしていいはずで、
とうとう公式がその範を示してくれたかな、と、感じています。
そういう意味で考えると、二重にお得です。
■地理
やはり大きいのは地図ですね。
ですが他にも有用なものが揃ってます。
歴史から始まり、各国の地理や代表的なNPCの紹介などで、フェイダン地方の情報密度がぐんと増しました。
また、蛮族領に関する説明にも十分なページが割かれ、情報量はとても多くなっています。
これはプレイの際にも十分役に立つ情報となりますね。
正直、ツアーでは偏りがありすぎる上に情報を俯瞰するのが難しいのですが、これはありがたいなと。
逆にプレイにも幅やリアリティを持たせられるのではないかと思います。
■その他固有のアイテム・魔物など
用意された流派なり人物なりなんなりに絡めてあったり、リプレイのネタを拾っていたり、
単なる追加とはひと味違う感じです。
■トラップについて
アイヤールの一部の紹介という形をとりつつ、トラップの種類や内容の紹介、ランダム表の提供など、
ダンジョンハック系のシナリオを行うのに便利な資料が揃っています。
これはマスターにとっては超ありがたいのではないでしょうか。
自分も自作していましたが、どうしても偏りやマンネリがつきまとってしまいますので、
これは大いに役に立つかと思います。
■そんな訳で、
自分にとっては大変役に立つので、ホントは☆5つでもいいくらいなんですが、
まぁ、必要性には欠ける事と、値段の高さ、この2つを考えて☆4つにしました。
■あと・・・
この本ではルーフェリアとリオスの説明は少々軽めです。
別冊がもう出ていますからね。
もしも、この本で初めて詳細が明かされた他の国・地域と同様にまとめられていたら、
ツアーの2冊はほとんど必要なかったんですけどね。
(金銭的負担も軽減したでしょうに・・・)
上手いと褒めるべきなのか、残念というべきなのか・・・・・・。