ソード・ワールドの世界観や設定は空白が多く、そこをGMが自由に構築できる幅が大きいと見るか、
あまりにスカスカで、どう設定して良いのか戸惑うかでずいぶん悩んだものでした。
本書では、世界の成り立ちから、主要種族の生い立ちと変遷などが一本道として綴られています。
また、盗賊ギルド・魔術師ギルトの成り立ちや組織図、そしてなにより組織としての目的や方向性が例示されているので、
今までリプレイや小説などの外縁部から類推するしかなかった基幹部分がかなり判るようになっています。
脱退や禁忌事項などもあり、GMのシナリオ作成を助けることはあっても、狭めることはあまりないでしょう。
ソード・ワールドをプレイする人だけでなく、リプレイや小説だけを読む人も、世界観を知っておく上で必読に近いものをもたらしてくれるでしょう。