「今のハリウッド映画にはリアリズムが欠如している。」
ジョン・トラボルタが語る、カフェでのたわいのない映画評論の様な場面から始まるが、
その場面は、人質を数十人取った銀行ジャックで大勢の警官隊が取り囲む非常に緊迫した場面だった。
そして一人の人質女性と警官隊は、体に巻き付けられたC4爆弾で木っ端微塵に。。
そして場面は数日前にさかのぼる。
非常にクールでスタイリッシュな元エリート・スパイのガブリエル(ジョン・トラボルタ)。
彼はこう例えられている。
「彼の住む世界は俺たちと違う。
普通の人間の夢が彼の現実、彼に手に入れられない物は一つもない。
しかし派手な暮らしは単なる仮面。
莫大な財産とカリスマ的魅力を持っているが、仮面の下は強靱な精神力を備えた機械のように冷徹な男。
欲しい物を欲しい時に手に入れ、姿を消す。」
そして、愛娘に会う事、PCに触る事を法的に禁じられた、元服役囚で
アメリカで最も恐れられたコンピュータハッカー スタンリー(X-MENのヒュー・ジャックマン)。
そんなスタンリーをガブリエルの犯罪計画に巻き込んでいく、
ガブリエルの愛人で謎の美女ジンジャー(チョコレートのハル・ベリー)。
その計画とは、SWORDFISH作戦という麻薬取り締まり作戦から生まれた政府の闇資金
95億ドル(役1兆円)もの大金をハッキングで奪うという膨大な計画。
ジョン・トラボルタと映画全体が醸し出す雰囲気は、非常に洗練されたクールでスタイリッシュな世界を感じさせる。
コンピュータ犯罪の知的な部分と、迫力のあるアクションを同時に楽しめる。
ガブリエルの人の命を何とも思わない冷酷さと、
アメリカをテロから守るためなら何でもしても良いと言う考えには賛同出来ないが、
とにかくカッコイイの一言に尽きる映画である。