筆まめと並んでもっとも人気のあるはがき作成ソフト。ソースネクスト社の販売になって、干支画像などのアップデートが無料になり、他社製品より一歩リードした感がある。
私は筆まめも筆王も持っているが、客観的に見て、ソフトウェアの完成度には差はない。その完成度は、Outlookなど、メーラー付属の住所録ソフトをはるかに上回り、ビジネスにもプライベートにも必要十分な質を備える。どちらを選ぶかは好みの問題だが、新たに買うのならアップデート無料な分、本製品がいいかもしれない。
ただ、乗り換えを想定しているのなら注意を要する。どちらのソフトも乗り換え可能と謳っているが、xml形式でのエクスポートの場合、年賀状送付履歴が移行できなかったりする(筆王2008→筆まめ2009で確認)。また、操作性は両者まったく異なり、マニュアルなしには主要機能を使いこなすのは厳しい。ゆえ、筆まめをある程度使い込んでいるユーザーには乗り換えは勧めない。今持っているソフトの操作性に慣れるのがベストだとアドバイスしておく。
操作性に難ありなどと書いているレビューもあるが、それを言うのなら筆まめだって謎な仕様は多数ある(なぜかソースネクスト社の製品を一方的に非難しているレビューを散見するが、不可解だ)。たとえば筆まめでは、印刷範囲が0.1mmでも想定範囲からはみ出せば、差出人の郵便番号を勝手に枠から外してレイアウトする。想定範囲はユーザーにはわからないので、これはずいぶん身勝手な仕様だと思った。筆王ではそのようなことはない。このような些細な欠点はあるものの、上記の通り、筆まめも筆王も優れた完成度を持つソフトである。