|
登録情報
|
|
あなたの意見や感想を教えてください:
|
||||||||||||||||||||||
|
最も参考になったカスタマーレビュー
26 人中、22人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
ソーシャルメディアのバイブル,
By TK - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: ソーシャルメディア進化論 (単行本(ソフトカバー))
最近のソーシャルメディアブームに乗っかって出版されている本だと、大体が「facebookの使い方といくつかのページの紹介」という程度の、ネットにある情報をまとめただけという印象だが、この本は、インターネットの中で「ソーシャルメディアがどのように位置づけられるか」という切り口で書かれているのが新鮮。実体験から得たことを文章にしていること、また、大手企業の紹介とインタビューからもリアリティが伝わってきており、いわゆるハウツー本ではなくて、ソーシャルメディアとは何なのか、ソーシャルメディアを始めるにあたっての心構えとは何なのか、を知ることのできるバイブル的な本である。
12 人中、10人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
深い洞察と体験に基づくソーシャルメディア実践論,
By
レビュー対象商品: ソーシャルメディア進化論 (単行本(ソフトカバー))
私はこれまでにソーシャルメディアについての書籍を10数冊読んだが、本書ほど刺激に満ちていて目の前の課題に有力なヒントを与えてくれそうなのはなかった。著者の12年に及ぶ思索と体験を基に実践的なソーシャルメディアの活用法がのべられているからである。巻頭に70ページを費やしてインターネットの歴史を振り返る。この素晴らしいインターネットという道具をいかにしてマーケティングに結び付けるか、が著者の出発点なのである。本書には、マクルーハン、ハンナ・アーレント、宮台真司などの内外の社会学者、政治学者の名前がふんだんに出てくるが、社会学やコミュニケーションや情報論を深く理解してインターネットを生かそうとする著者の真摯な姿勢の反映であり、その広い視野と深い洞察が本書に説得力を与えている。 ソーシャルメディアを考えるにあたり、「拠りどころ」軸(価値観と現実生活)、「目的」軸(情報交換と関係構築)の2軸を設定し、4つの象限にソーシャルメディアを整理しているのは理解しやすい。4つの象限の中で価値観と関係構築でつくられる象限がもっとも企業にとってマーケティング上有効であるとして、その具体化である収益を生む企業コミュニティの運営法を詳しく解説している。 独自の研究と300社の実績から得られた成果と言うだけあって、記述が具体的で説得力がある。ソーシャルメディアをマーケティングに活用する上での重要なポイントが詳細に述べられている。たとえば、閲覧者の20%しか投稿しない、1人のサポーター(積極的な投稿者)は1000人につながっている、実名だと本音を出しにくい、などである。本書はソーシャルメディアをマーケティングにどう活用するかをかなり高い見地から述べているが、裏付けのある詳細な記述によって実践的なハウツウ書にもなっている。 著者の創業時からのエピソードが随所に挟みこまれている。ゴキブリの出るボロアパートで開発したこと、みたらし団子1本で2食を賄ったこと、忘年会の席に飛び込んできたビッグニュース。消費者金融に助けてもらったこと、等々。ひとつのベンチャー企業の苦難の足跡と著者の志の高さを読者は知ることになる。 ソーシャルメディアに関心ある人、携わる人にとって見逃せない1冊だと思う。
20 人中、14人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
べっ、べつにあんたのためにレビューするんじゃないんだからね!,
By
レビュー対象商品: ソーシャルメディア進化論 (単行本(ソフトカバー))
『ソーシャルメディア進化論』という、新書のようなタイトル(実際に、『ウェブ進化論』へのリスペクトからこのタイトルになったらしい)だが、中身は濃厚。新書の3倍近くの値段はするが、内容は3倍以上のものになっている。「ソーシャルメディア」とは、「人々の社交を支援するメディア」のことを指す。最近はFacebookやtwitterがよく話題になるが、そのずっと以前、「ソーシャルメディア」が「オンライン・コミュニティ」と呼ばれていた時代からインターネットに関わってきた著者による、インターネットの「現場」から見た、「ソーシャルメディア」とは何なのか?という問いに対する答えが詰まった一冊。 この手のインターネットを解説した本だと、技術の話や専門用語が多くなりタコ壷にはまってしまうものがよくある。しかし、本書は然にあらず。多くの参考文献からも窺い知れる様に、その内容はインターネットを軸としながらも多岐に渡っている。 特に、ソーシャルメディアの性格を4象限で説明した地図で、それぞれの場所に位置するソーシャルメディアの問題を、政治学者のハンナ・アーレントや社会学者の宮台真司の言葉を使って説明しているのは馴染み易い。 また、インターネット上の場所と龍安寺の石庭の共通点や、公式サークルとユーザーサークルを「ハレとケ」に例えたり、企業コミュニティにおける公式サークルの運営を担う主体である「モデレーター」を「能」の「ワキ」に例えたり、企業コミュニティを千利休の茶室に准えたりなど、インターネットの知識のあまりない人文系の人間でも良く分かる解説は秀逸である。 ただ、全てのことを分かりやすく解説してくれているおかげで説明が冗長になってしまっている部分もある感は否めない。 あと、全体的にインターネットと、「関係性」と「価値観」による「企業コミュニティ」の可能性を信じすぎている感もあるが、それがこの著者のやってきたことなのであるから、それは仕方ない。 「インターネット」というと、無機質で、便利で情報が豊富な代わりに質が低く、人と人の関係は冷たい、というイメージを持っている人も多いかもしれない。 しかし、インターネットは本質的に性善的であり、無償的であり、フラットでオープンでオーガニックで、だからこそ、つながることが価値になる。 営利企業である以上、ネットワーク=「心あたたまる関係」を、いかに収益化(マネタイズ)するかということが求められる。 多くの企業は、収益化に走りすぎてユーザーに見放されたり、ネットワークを重視しすぎて事業としての軌道に乗せられずに失敗してきた。 いずれも、メディアを見誤ったために起きた失敗であるかもしれない。「メディアは人間の拡張」であり、互酬性に対する「ありがとう」の気持ちを持たなければ、スモールワールドへの扉は開かれない。そこでは、一方的な「ありがとう」でもダメなのである。「べっ、べつにあんたのために投稿するんじゃないんだからね!」くらいの気持ちが、一番良いのかもしれない。 希望ある未来に向けて、インターネットが果たしてきた役割と、これからの役割を示唆してくれる一冊である。
あなたの意見や感想を教えてください: 自分のレビューを作成する
|
最近のカスタマーレビュー |
|
この商品のクチコミ一覧
クチコミを検索
|
関連するクチコミ一覧
|
|
|
|