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ソーシャルブレインズ入門――<社会脳>って何だろう (講談社現代新書)
 
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ソーシャルブレインズ入門――<社会脳>って何だろう (講談社現代新書) [新書]

藤井 直敬
5つ星のうち 3.8  レビューをすべて見る (9件のカスタマーレビュー)
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ソーシャルブレインズ入門――<社会脳>って何だろう (講談社現代新書) + つながる脳
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商品の説明

内容紹介

<内容紹介>
「ソーシャルブレインズ」は、「社会脳」と訳される、いまもっとも注目のキーワードです。
世の中には、人の数だけ脳があります。複数の脳がやりとりをすることで、人間関係や社会はなりたっています。見方を変えれば、脳は、そのような、他者との関係や社会の中で、初めてその機能を理解できるものです。
「ソーシャルブレインズ」とは、そんな「人間関係や社会に組み込まれた状態の脳の機能」のことです。「空気を読んだり、がまんしたり、人とつきあう」脳の機能です。
これは、専門家でなくても自然に理解できる考え方です。しかし、これまでの脳科学では、ソーシャルブレインズに着目した研究を行おうとしても、技術的な「研究の壁」に阻まれていました。
この壁を破りつつあるのが、著者の藤井直敬氏です。斬新な実験方法の開発を行うと同時に、「脳も社会も、ハブを持つネットワーク構造であり、共通したアプローチで理解できるもの」という考え方から、この新しい分野を切りひらきつつあります。
本書は、そんな著者の描いた「ソーシャルブレインズ研究の俯瞰図」であり「脳科学者が何を考えながら研究しているかを率直に綴ったノート」でもあります。やわらかな感性と冴えた知性、そして、毎日出版文化賞(前著『つながる脳』NTT出版)を受賞した魅力的な文章で語る、「新しい脳科学の時代」を告げる入門書です。

内容(「BOOK」データベースより)

「空気を読む」「人とつきあう」脳のしくみとは?「自己と他者の脳が作る社会を前提として、その社会に組み込まれた状態の脳のしくみをとらえる」という考え方。

登録情報

  • 新書: 240ページ
  • 出版社: 講談社 (2010/2/19)
  • 言語 日本語
  • ISBN-10: 4062880393
  • ISBN-13: 978-4062880398
  • 発売日: 2010/2/19
  • 商品の寸法: 17.4 x 10.8 x 1.6 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 3.8  レビューをすべて見る (9件のカスタマーレビュー)
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13 人中、10人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0 新しい学問分野の息吹, 2010/4/24
レビュー対象商品: ソーシャルブレインズ入門――<社会脳>って何だろう (講談社現代新書) (新書)
人間の脳の動きを,社会という大きな枠で捉える新たな学問分野を紹介する本。著者の新たな学問分野への意気込みもあって,とてもエキサイティングな本です。
 これまで不可能であった複雑な社会環境での脳の動きの観察が,ECoGをはじめとする新たな技術を駆使すれば,決して不可能な時代ではなくなった。今後は,所謂社会科学の研究対象だったものが脳科学と接続する可能性もあり,発展していけばとても面白いことになりそう。望むなら,社会学の極めて主観的な解析に一石を投じるほど成熟してもらいたいと,今後の流れに期待する。
 著者の脳の動きに対するとらえ方も興味深い。まず,脳の特定の機能を特定の部位が司るというモジュール仮説ではなく,むしろネットワークとして捉える見方。これは,機能の集まりとして説明できない複雑な人間の思考,想像力,適応能力を説明するのに不可欠な考え方ではないだろうか(Edelman, Wider Than the Sky: The Phenomenal Gift of Consciousness,邦訳 脳は空より広いか―「私」という現象を考える参照)。
 次に,社会における適応行動を「認知コスト」で統一的に捉える試みも面白い。脳内の行動規範の変更には脳への負荷(認知コスト)がかかるため,自分の行動をかえるか,社会もしくは他人を変化させるかは,両者のコストバランスによって決まるという考え方。また,子どもが胎内にいるときから始まる母子間のコミュニケーションが,人間のコミュニケーションの基本をなすというのも斬新な発想である。
 ちょっと気になるのは,人間を「脳」ととらえ,社会と人間をネットワークで統一的に扱うという発想。いみじくも著者が述べるように,脳がぷかぷかと浮かんでいる世界を想像するのはグロテスクである。人間は肉体があり,脳はあくまでその一部に過ぎない。脳に偏重した発想は,人間の社会の成り立ちや接し方をうまく説明できるとは思えず,野心的な研究がすぐに隘路に陥るのではないか?
 あと,参考文献はつけてほしかった。
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3 人中、2人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0 この分野に期待, 2011/8/28
レビュー対象商品: ソーシャルブレインズ入門――<社会脳>って何だろう (講談社現代新書) (新書)
 前作「つながる脳」がおもしろかったので、立て続けに「予想脳」そして本書を読んだ。脳科学ブームが去ると同時期に私も脳科学の本を読まなくなった。ブームが去ったから読まなくなったのではなく、著者が指摘するよう 閉じた環境での実験結果に飽きてきたのである。「脳の**の部位には@@の機能もある。」って発見がなされたところ、それがどうしたの?って感じだったのである。
 その脳科学に対する懐疑心を一挙に取り去ってくれたのが藤井さんの一連の著作である。今、脳科学が抱えている問題点に対しそれを丁寧に明らかにするとともに、バカ正直ぐらいに取り組む姿勢は「すごい」と思うと同時に「大丈夫かよ、こんなこと書いて?」と思ってしまった。
 私自身しっくりこなっかたミラーニューロン説への解釈、感情と情動のちがいを基礎にダマジオのソマティック マーカー仮説への説明などはすごくわかりやすい。ベンジャミン リベットの実験結果などは一蹴りである。読んで思わず笑ってしまった。
 ソーシャル ブレインズ この分野が今後煮詰まった脳科学を打開すること期待しているのだが、今後注視していきたい。
 ただ、著者の視点には肉体というというものが抜け落ちていると思う。ネットワークのみで脳、 あるいは社会を説明できるとはとてもじゃないが思えないのである。養老 孟司さん(だったと思う。)が言った「頭(脳)のない生物はいるが、身体のない生物はいない」という言葉を思い出す。 
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7 人中、4人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0 脳科学の新しい分野の紹介, 2010/3/10
By 
レビュー対象商品: ソーシャルブレインズ入門――<社会脳>って何だろう (講談社現代新書) (新書)
「ソーシャルブレインズ入門」と題されていますが、
要するに脳科学の本ですので、お間違いなく。

つながり、関係性、社会といった観点から、過去の
脳科学の成果の一部を、その位置づけを見直しつつ、
紹介し、さらにその先の研究方向を見せてくれる本です。

ただ、現時点では、多次元生体情報記録手法という方法により、
脳の長期的・常時観測が可能になって、脳の関係性が
分かるようになるかもしれないというだけで、その研究方法から
得られた成果の具体的紹介はありません。
その先は、今後に期待ということなのでしょう。
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