まだハードブギーの香りなどを濃厚に残しながら、プログレッシヴ・ロックバンドとしてのKANSASのスタイルを基本的に確立したと言える2nd。
彼らの代表作とも言うべきタイトル曲 2.Song for America 。めまぐるしい転調や変拍子をシンフォニックにまとめ上げる手法がこの曲で完成をみている。当時のアメリカらしい前向きさに溢れた作風がいかにもKANSASらしい。しかも、ありがちな深刻ぶった大仰なテーマや冗長な展開を排しながらも、壮大な世界を描き上げた。この後、3rdでの手探りを経てPOPとの融合へと進化し、絶頂期を迎えて行くわけだが、この曲には既にその片鱗が見えている。今聴いても古さを感じない、永遠の名曲だ。
それにしても、やはりSteve Walshのヴォーカルが素晴らしい。壮大なインストゥルメンツの上に彼のヴォーカルが乗らなければKANSASにならないことが、こうした初期の曲でもわかる。