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55 人中、49人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
ソロスの精緻な警告,
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レビュー対象商品: ソロスは警告する 超バブル崩壊=悪夢のシナリオ (単行本)
勝間和代さんが『お金は銀行に預けるな』でリスクの説明もないまま 投資信託を買えと煽っていた時に、ソロスは米国で出版された原著のなかで超バブルの本質 と崩壊を見抜いていました。 CDSの市場残高は42.6兆ドルと推計され、これは米国債の市場規模4.5兆ドルや 上場株式の時価総額18.5兆ドルも軽く凌駕し、米国の家計の全資産とほぼ等しい 金額であることを考えると、今回のサブプライム問題をきっかけにして、CDS市場 から大混乱が起こるのは必然だったでしょう。 ソロスは超バブルの原因を市場原理主義と金融規制の撤廃、金融技術の進歩にある とし、政策当局の誤りは規制強化で対応するべきと考えています。 昨年のダウや日経平均の高値を更新してくるには、何年もかかるように感じられました。
37 人中、32人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
危機を予言したタイムリーな一冊,
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レビュー対象商品: ソロスは警告する 超バブル崩壊=悪夢のシナリオ (単行本)
原書は2008年3月末に執筆を終えた様であるが、本書の中で2008年末までにどうなるかを予測しようとしていた、その悲観的かつ危機的な予測は、残念ながら本人の予想よりも早く現実のものとなった様である。現在起こっている危機は住宅バブルの崩壊のみならず、(ソロスの言葉によれば)市場原理主義が育ててしまった「超バブル」のなせる業であり、その根は深く、影響がどこまで拡がり得るのかという点については未だに底が見えない状況である。足元で起こっているリーマン・ブラザーズの破綻や保険最大手であるAIGの経営危機に至る負の連鎖は留まる所を知らない。その大きな要因はレバレッジの濫用にある。CDS(クレジット・デフォルト・スワップ)の契約残高が42.6兆ドル(注:本書中の記述。現在は62兆ドルと言われる)という途方もない規模に膨れ上がっている金融商品が世界中に蔓延していることから、一つの金融機関の破綻がドミノ倒しの様相を呈している。 ソロスはグリーンスパンに一定の評価を与えつつも、市場の力を過信し、金融業界に必要な規制を加えなかったグリーンスパンを批判している。現在の危機を脱する為には、経済の安定を維持出来る範囲内で、最大限の自由を与えつつも、金融業界に対する監督と規制を強化すべきとしており、金融当局はマネーサプライのみならず、信用創造にも気を配るべきとしている。 現在の金融市場の混乱を見るにつけ、彼の予言・指摘は正しいと思わざるを得ないが、同時にこういう機会にも自らの資産を更に拡大し続けているであろう強かさには複雑な思いもないわけではない。
6 人中、6人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
特に後半は読みごたえある一冊,
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レビュー対象商品: ソロスは警告する 超バブル崩壊=悪夢のシナリオ (単行本)
オリジナルは2008年リリース。邦訳は2008年9月1日リリース。正にサブ・プライム問題で100年に1度と言われる暴落の中リリースされた。ソロスがこの現象をどう捉えてきたかを知ることができる貴重な一冊である。ソロスは持論の『再帰性』を証明するのに最適な事例として今回の暴落を語る。前半はその理論をとつとつと解説していて、さながらそれは従来の経済理論の粋を集めたが市場から退場を余儀なくされたLTCMのノーベル経済学賞の面々に対抗するかのようですらある。つまり、ソロスはこの『再帰性』理論でノーベル経済学賞を取りたいと思っているかのように感じられる。 まるで何幕かの劇のように今起こっている現象を見事に分析する様に驚く。ジム・ロジャーズの行動力とジョージ・ソロスの哲学性。二人が結びついたかつての『クォンタム・ファンド』が驚異的な実績をあげたのも頷ける。特に後半は読みごたえある一冊だ。
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